歴史街道 » #書籍抜粋の記事一覧

#書籍抜粋の記事一覧

信長・秀吉・家康も『源氏物語』を読んでいた!? 戦国大名も憧れていた宮廷文化

古川順弘(文筆家)

信長・秀吉・家康も『源氏物語』を読んでいた!? 戦国大名も憧れていた宮廷文化

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注目される『源氏物語』。日本を代表する古典だが、その後の日本人にはどのように読まれたのだろうか。著述家の古川順弘氏が、戦国時代の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑に着目し、彼らと『源...

新宿駅一帯に広がっていた「角筈」 昭和に戦国時代からある地名が消えた経緯

今尾恵介(地図研究家)

新宿駅一帯に広がっていた「角筈」 昭和に戦国時代からある地名が消えた経緯

今尾恵介(地図研究家)

地名はさまざまな状況で命名され、それがいろいろな都合で変化し、追加され、統廃合され、あるいは復活し、またあるものは消えていきます――そう語る地図研究家の今尾恵介氏は、著書の『地名の魔力』で様々な事例を取り上げて...

松阪牛の読み方「まつざかぎゅう」は誤り 濁音をつけない地名の不思議

今尾恵介(地図研究家)

松阪牛の読み方「まつざかぎゅう」は誤り 濁音をつけない地名の不思議

今尾恵介(地図研究家)

↑JR松阪(まつさか)駅の駅名標。市名も濁らず「まつさか」だ。(2019年著者撮影) 地名はさまざまな状況で命名され、それがいろいろな都合で変化し、追加され、統廃合され、あるいは復活し、またあるものは消えてい...

劉邦は鼻が高く、輪郭は龍のようだった...人相見が驚愕した「天下をとる奇相」

島崎晋(歴史作家)

劉邦は鼻が高く、輪郭は龍のようだった...人相見が驚愕した「天下をとる奇相」

島崎晋(歴史作家)

↑劉邦の挙兵(河南省永城市場の漢高祖斬白蛇記念碑付設の展示室より) 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があ...

項羽が始皇帝を見て発した“不敬な言葉” 『史記』に記された驚きの事実

島崎晋(歴史作家)

項羽が始皇帝を見て発した“不敬な言葉” 『史記』に記された驚きの事実

島崎晋(歴史作家)

↑項羽の故郷「項王故里」(江蘇省宿遷市) 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があるが、その中には、始皇帝の死...

紫式部と清少納言の関係は? 日記に残された「浅学で鼻もちならぬ人物」という罵り

古川順弘(文筆家)

紫式部と清少納言の関係は? 日記に残された「浅学で鼻もちならぬ人物」という罵り

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、紫式部と清少納言は若かりし頃からの知り合いで、やがて清少納言が紫式部に対抗心を抱くように描かれている。実際の二人の関係はどのようなものであったのか。著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ...

島津斉彬による「ペリー来航への対処策」 幕府提出前に原文から削除していた本音

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

島津斉彬による「ペリー来航への対処策」 幕府提出前に原文から削除していた本音

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

ペリー来航に際し、薩摩藩主・島津斉彬は幕府に海防強化の必要性を訴えた。幕末の危機を、単なる領国間の問題ではなく、国家全体の存亡に関わる問題として捉え、積極的な国防体制の構築を提唱していたのだ。斉彬の国家論につ...

島津重豪の治世で「莫大な借金を抱えた薩摩藩」を救った調所広郷の手腕

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

島津重豪の治世で「莫大な借金を抱えた薩摩藩」を救った調所広郷の手腕

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

↑藩の学校・造士館跡 島津重豪は、将軍家との婚姻関係で薩摩藩の権威を高めた一方、交際費用などにより藩の借財も膨れ上がらさせてしまった。財政難を脱するため、重豪は調所広郷を改革主任に任命。調所は大胆な改革...

紫式部は、藤原道長の愛人だった? 日記にみる「男女関係をしのばせる」やり取り

古川順弘(文筆家)

紫式部は、藤原道長の愛人だった? 日記にみる「男女関係をしのばせる」やり取り

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、紫式部と藤原道長はたがいに惹かれ合う関係で、中宮・彰子の女房たちも二人の関係を怪しむようになる。実際、史実ではどうだったのだろうか。著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ※本稿は、古...

龍造寺隆信を破り、島津一強になるも...一族が苦しんだ「筑後支配をめぐる矛盾」

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

龍造寺隆信を破り、島津一強になるも...一族が苦しんだ「筑後支配をめぐる矛盾」

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

↑伊作城本丸(亀丸城)跡碑。島津義久・義弘も この地で生まれたという。 島津氏の肥後進出は、九州統一への大きな一歩となった。豊薩和平を成立させ、龍造寺氏を打ち破り、島津氏の勢いはますます拡大していく。そ...

名古屋の「鶴舞」はツルマ? ツルマイ? 地名と方言の意外な関係

今尾恵介(地図研究家)

名古屋の「鶴舞」はツルマ? ツルマイ? 地名と方言の意外な関係

今尾恵介(地図研究家)

地名はさまざまな状況で命名され、それがいろいろな都合で変化し、追加され、統廃合され、あるいは復活し、またあるものは消えていきます――そう語る地図研究家の今尾恵介氏は、著書の 『地名の魔力』 で様々な事例を取り上げ...

始皇帝の死後、「陳勝・呉広」はなぜ反旗を掲げた? 農民反乱の火種となった圧政

島崎晋(歴史作家)

始皇帝の死後、「陳勝・呉広」はなぜ反旗を掲げた? 農民反乱の火種となった圧政

島崎晋(歴史作家)

↑陳勝・呉広が挙兵した大沢郷の渉故台(写真:筆者、以下同) 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があるが、そ...

「秦王政を討て!」のちの始皇帝を襲った、刺客・荊軻の恐るべき暗殺計画

島崎晋(歴史作家)

「秦王政を討て!」のちの始皇帝を襲った、刺客・荊軻の恐るべき暗殺計画

島崎晋(歴史作家)

↑河北省易県の荊軻塔(写真:筆者、以下同) 大ヒット映画『キングダム 大将軍の帰還』を観て、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があるが、その...

『源氏物語』光源氏にはモデルがいる? 古注釈書が示す「3人の実在した人物」

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』光源氏にはモデルがいる? 古注釈書が示す「3人の実在した人物」

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』を見ていると、『源氏物語』の主人公・光源氏は、誰かをモデルにしているのではないかと気になる方も多いだろう。果たして、光源氏は実在の人物をモデルとしているのだろうか。著述家の古川順弘氏が解...

徳川家を取り上げると禁書扱い...蔦屋重三郎が参入した頃の「江戸の出版事情」

安藤優一郎(歴史家)

徳川家を取り上げると禁書扱い...蔦屋重三郎が参入した頃の「江戸の出版事情」

安藤優一郎(歴史家)

『江戸名所図会』に描かれた鶴屋の店先図(国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)である。彼は...

『源氏物語』を書いたのは孤独を紛らわすため? 紫式部が執筆を始めた動機

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』を書いたのは孤独を紛らわすため? 紫式部が執筆を始めた動機

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、一条天皇と中宮・彰子との仲を深めようとする藤原道長の求めにより、紫式部は『源氏物語』を書くこととなる。実際のところはどうだったのだろうか? 著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ※本...

キングダムの時代を書き残した『史記』が別格な理由は? 司馬遷の革新的な筆致

島崎晋(歴史作家)

キングダムの時代を書き残した『史記』が別格な理由は? 司馬遷の革新的な筆致

島崎晋(歴史作家)

(国立公文書館蔵) 大ヒット映画『キングダム 大将軍の帰還』を観て、古代中国の戦国時代に興味を抱いたという方も多いのではないか。その時代を知るための史料といえば『史記』が有名だが、その史書としての真価といえば、ほ...

春画を描かせて...蔦屋重三郎がスターダムに押し上げた「無名の絵師・喜多川歌麿」

車浮代(時代小説家)

春画を描かせて...蔦屋重三郎がスターダムに押し上げた「無名の絵師・喜多川歌麿」

車浮代(時代小説家)

喜多川歌麿筆『画本虫ゑらみ』[天明8(1788)](国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)は、「浮世絵黄金期」と呼ばれた江戸時代の天明〜寛政...

男色の平賀源内に「吉原遊郭ガイドブック」の序文を書かせた、蔦屋重三郎の発想力

車浮代(時代小説家)

男色の平賀源内に「吉原遊郭ガイドブック」の序文を書かせた、蔦屋重三郎の発想力

車浮代(時代小説家)

浅草庵作『画本東都遊』に描かれた耕書堂(国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)。遊郭・吉原で生まれ育ち、その知識を活かして「吉原ガイド...

『源氏物語』の時代は「一夫一妻制」だった? 男女関係におおらかな平安貴族の結婚制度

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』の時代は「一夫一妻制」だった? 男女関係におおらかな平安貴族の結婚制度

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』を見ていると、当時の結婚制度がどうなっているのか、気になる方も多いだろう。そして結婚制度を知ることは、『源氏物語』を読解するうえでの鍵ともなる。著述家の古川順弘氏が、『源氏物語』の時代の...

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

『吉原大通会』に描かれた蔦屋重三郎(手前の左から2人目、国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶ...

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注意される『源氏物語』。しかしその文体については「読みにくく、難解」とされてきた。だが、文筆家の古川順弘氏はそれについて、紫式部による計算ずくのレトリックとみることもできるという。その...

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』によって、『源氏物語』に興味を抱く人も多いだろう。だが、大長編であることから、臆してしまう方もいるのではないだろうか。そこで本稿では、「これだけは押さえておきたい」というあらすじを、ダイ...

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

太平洋戦争における重大局面とされる日米激突のガダルカナル島の戦い(1942年8月〜43年2月)のなかで、ルンガ沖夜戦(42年11月30日夜)では、日本海軍は完勝します。 この伝説の夜戦で、参加した8隻の駆逐艦――高波、陽炎...

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

ルンガ沖夜戦で損傷したアメリカ海軍のミネアポリス。戦いの壮絶さを物語る。<出所: 80-G-211215 (National Archives) courtesy of the Naval History and Heritage Command> 太平洋戦争における重大局面とされる日米...

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