歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2025年01月17日

承久の乱を起こした“後鳥羽院”への評価は厳しすぎる!?

天津佳之(作家)

承久の乱を起こした“後鳥羽院”への評価は厳しすぎる!?

承久の乱を起こした“後鳥羽院”への評価は厳しすぎる!?

天津佳之(作家)

焼火神社(島根県隠岐郡)隠岐島への航海中、遭難しかけた後鳥羽院が御神火で導かれたと伝えられ、海上の守護神として信仰を集めている。 承久の乱で鎌倉幕府に敗れ、政権を完全に武家のものにしてしまったことから「暗君...

2025年01月12日

蔦屋重三郎が販売した江戸の隠れたベストセラー「吉原細見」の中身とは?

安藤優一郎(歴史家)

蔦屋重三郎が販売した江戸の隠れたベストセラー「吉原細見」の中身とは?

蔦屋重三郎が販売した江戸の隠れたベストセラー「吉原細見」の中身とは?

安藤優一郎(歴史家)

浅草庵作『画本東都遊』に描かれた耕書堂(国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎は、吉原の入り口近くで書店を開店するが、そこで販売していたのが「吉原細見」という吉...

2025年01月05日

大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎を培った「貸本屋」という助走期間

安藤優一郎(歴史家)

大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎を培った「貸本屋」という助走期間

大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎を培った「貸本屋」という助走期間

安藤優一郎(歴史家)

『吉原大通会』に描かれた蔦屋重三郎(手前の左から2人目、国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろ...

2024年12月23日

刻み煙草用の包丁として一躍有名に...江戸幕府から専売のお墨付きが出た「堺刃物」

兼田由紀夫(フリー編集者)

刻み煙草用の包丁として一躍有名に...江戸幕府から専売のお墨付きが出た「堺刃物」

刻み煙草用の包丁として一躍有名に...江戸幕府から専売のお墨付きが出た「堺刃物」

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:堺の旧市街に残る「鉄砲鍛冶(かじ)屋敷」。近世の鉄砲づくりの遺構としては国内唯一のもので、施設内ではかつての鉄砲の製造方法などをわかりやすく紹介している あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知...

2024年12月23日

大坂冬の陣で対立した譜代衆と牢人...両者を巧みに治めた「大野治長の調整力」

橋場日月(作家)

大坂冬の陣で対立した譜代衆と牢人...両者を巧みに治めた「大野治長の調整力」

大坂冬の陣で対立した譜代衆と牢人...両者を巧みに治めた「大野治長の調整力」

橋場日月(作家)

大阪城 難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、 存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、 見事に苦境を打開した戦国武将がいた。今回は、大野治長をご紹介しよう。 &nb...

2024年12月18日

朝倉宗滴の味方をも出し抜く「情報力」 妻の兄を裏切り金ケ崎城を獲得した手腕

橋場日月(作家)

朝倉宗滴の味方をも出し抜く「情報力」 妻の兄を裏切り金ケ崎城を獲得した手腕

朝倉宗滴の味方をも出し抜く「情報力」 妻の兄を裏切り金ケ崎城を獲得した手腕

橋場日月(作家)

金ケ崎城址 難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、 存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、 見事に苦境を打開した戦国武将がいた。今回は、朝倉宗滴をご紹介しよう。 ...

2024年12月15日

藤原道長が、紫式部の文章に加筆した? 注釈書が指摘した『源氏物語』作者複数説

古川順弘(文筆家)

藤原道長が、紫式部の文章に加筆した? 注釈書が指摘した『源氏物語』作者複数説

藤原道長が、紫式部の文章に加筆した? 注釈書が指摘した『源氏物語』作者複数説

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注目される『源氏物語』。作者は、いわずと知れた紫式部......といいたいところだが、実は古くから、作者は紫式部だけでなく他にもいたのではないかという、作者複数説があるのだ。著述家の古川順弘...

2024年12月13日

龍造寺の家臣ながら「天下は秀吉のものになる」と確信した鍋島直茂の先見力

橋場日月(作家)

龍造寺の家臣ながら「天下は秀吉のものになる」と確信した鍋島直茂の先見力

龍造寺の家臣ながら「天下は秀吉のものになる」と確信した鍋島直茂の先見力

橋場日月(作家)

佐賀城跡 難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、 存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、 見事に苦境を打開した戦国武将がいた。今回は、鍋島直茂をご紹介しよう。 ...

2024年12月09日

「毛利家は天下を望まない」秀吉に恩を売った智将・小早川隆景の判断力

橋場日月(作家)

「毛利家は天下を望まない」秀吉に恩を売った智将・小早川隆景の判断力

「毛利家は天下を望まない」秀吉に恩を売った智将・小早川隆景の判断力

橋場日月(作家)

備中高松城址 難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、 存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、 見事に苦境を打開した戦国武将がいた。今回は、小早川隆景を紹介しよう。...

2024年12月08日

信長・秀吉・家康も『源氏物語』を読んでいた!? 戦国大名も憧れていた宮廷文化

古川順弘(文筆家)

信長・秀吉・家康も『源氏物語』を読んでいた!? 戦国大名も憧れていた宮廷文化

信長・秀吉・家康も『源氏物語』を読んでいた!? 戦国大名も憧れていた宮廷文化

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注目される『源氏物語』。日本を代表する古典だが、その後の日本人にはどのように読まれたのだろうか。著述家の古川順弘氏が、戦国時代の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑に着目し、彼らと『源...

2024年12月06日

司馬遼太郎の最高傑作!? 史料が少ない『項羽と劉邦』の面白さ

白蔵盈太(作家)

司馬遼太郎の最高傑作!? 史料が少ない『項羽と劉邦』の面白さ

司馬遼太郎の最高傑作!? 史料が少ない『項羽と劉邦』の面白さ

白蔵盈太(作家)

歴史小説ファン必見の、司馬遼太郎著『項羽と劉邦』の魅力とは? 『歴史街道』 12月号では、作家・白蔵盈太さんに、お薦めの一冊について語って貰った。 ※本稿は、白蔵盈太著 『歴史街道』 2024年12月号「私の一冊」より...

2024年12月03日

経済感覚に優れた前田利家...人件費を惜しみ「農民42名を代官に任命」した計算高さ

橋場日月(作家)

経済感覚に優れた前田利家...人件費を惜しみ「農民42名を代官に任命」した計算高さ

経済感覚に優れた前田利家...人件費を惜しみ「農民42名を代官に任命」した計算高さ

橋場日月(作家)

難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、 存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、 見事に苦境を打開した戦国武将がいた。今回は、前田利家をご紹介しよう。   ...

2024年11月27日

島津義久の「抜群の交渉力」 豊臣秀長を相手に身ひとつで命乞いした策略

橋場日月(作家)

島津義久の「抜群の交渉力」 豊臣秀長を相手に身ひとつで命乞いした策略

島津義久の「抜群の交渉力」 豊臣秀長を相手に身ひとつで命乞いした策略

橋場日月(作家)

舞鶴城屋形跡 難しい立場に立たされたとき、一か八かの決断を迫られたとき、存亡をかけた局面に置かれたとき......、きらりと光る能力を発揮し、見事に苦境を打開した戦国武将たちがいた。今回は、島津義久を紹介しよう。...

2024年11月26日

江戸時代の非常食に奨励された「葛粉」 奈良県宇陀市で450年続く伝統の製造法

兼田由紀夫(フリー編集者)

江戸時代の非常食に奨励された「葛粉」 奈良県宇陀市で450年続く伝統の製造法

江戸時代の非常食に奨励された「葛粉」 奈良県宇陀市で450年続く伝統の製造法

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:森野旧薬園がある裏山から望む宇陀松山地区。眼下に森野吉野葛本舗の建物群と旧工場の晒し場が見える あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫」である関西で...

2024年11月15日

劉邦は鼻が高く、輪郭は龍のようだった...人相見が驚愕した「天下をとる奇相」

島崎晋(歴史作家)

劉邦は鼻が高く、輪郭は龍のようだった...人相見が驚愕した「天下をとる奇相」

劉邦は鼻が高く、輪郭は龍のようだった...人相見が驚愕した「天下をとる奇相」

島崎晋(歴史作家)

↑劉邦の挙兵(河南省永城市場の漢高祖斬白蛇記念碑付設の展示室より) 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があ...

2024年11月13日

項羽が始皇帝を見て発した“不敬な言葉” 『史記』に記された驚きの事実

島崎晋(歴史作家)

項羽が始皇帝を見て発した“不敬な言葉” 『史記』に記された驚きの事実

項羽が始皇帝を見て発した“不敬な言葉” 『史記』に記された驚きの事実

島崎晋(歴史作家)

↑項羽の故郷「項王故里」(江蘇省宿遷市) 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための史料といえば『史記』があるが、その中には、始皇帝の死...

2024年11月10日

紫式部と清少納言の関係は? 日記に残された「浅学で鼻もちならぬ人物」という罵り

古川順弘(文筆家)

紫式部と清少納言の関係は? 日記に残された「浅学で鼻もちならぬ人物」という罵り

紫式部と清少納言の関係は? 日記に残された「浅学で鼻もちならぬ人物」という罵り

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、紫式部と清少納言は若かりし頃からの知り合いで、やがて清少納言が紫式部に対抗心を抱くように描かれている。実際の二人の関係はどのようなものであったのか。著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ...

2024年11月08日

島津斉彬による「ペリー来航への対処策」 幕府提出前に原文から削除していた本音

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

島津斉彬による「ペリー来航への対処策」 幕府提出前に原文から削除していた本音

島津斉彬による「ペリー来航への対処策」 幕府提出前に原文から削除していた本音

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

ペリー来航に際し、薩摩藩主・島津斉彬は幕府に海防強化の必要性を訴えた。幕末の危機を、単なる領国間の問題ではなく、国家全体の存亡に関わる問題として捉え、積極的な国防体制の構築を提唱していたのだ。斉彬の国家論につ...

2024年11月05日

島津重豪の治世で「莫大な借金を抱えた薩摩藩」を救った調所広郷の手腕

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

島津重豪の治世で「莫大な借金を抱えた薩摩藩」を救った調所広郷の手腕

島津重豪の治世で「莫大な借金を抱えた薩摩藩」を救った調所広郷の手腕

新名一仁(宮崎市史編さん室専門員), 徳永和喜(鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長)

↑藩の学校・造士館跡 島津重豪は、将軍家との婚姻関係で薩摩藩の権威を高めた一方、交際費用などにより藩の借財も膨れ上がらさせてしまった。財政難を脱するため、重豪は調所広郷を改革主任に任命。調所は大胆な改革...

2024年11月03日

紫式部は、藤原道長の愛人だった? 日記にみる「男女関係をしのばせる」やり取り

古川順弘(文筆家)

紫式部は、藤原道長の愛人だった? 日記にみる「男女関係をしのばせる」やり取り

紫式部は、藤原道長の愛人だった? 日記にみる「男女関係をしのばせる」やり取り

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、紫式部と藤原道長はたがいに惹かれ合う関係で、中宮・彰子の女房たちも二人の関係を怪しむようになる。実際、史実ではどうだったのだろうか。著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ※本稿は、古...