歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2023年08月29日

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

本能寺の変、羽柴秀吉は山崎合戦、清須会議、賤ヶ岳の戦いを経て、天下人として振る舞い始める。そんな秀吉に対して、織田信長の次男・信雄が不満を募らせ、徳川家康を頼るようになる。やがて両陣営は決戦へと至るが、は...

2023年08月24日

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

歴史街道編集部

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

歴史街道編集部

龍城神社(右)と岡崎城 徳川家康を語るうえで欠かせない場所──といえば、やはり生誕の地である愛知県岡崎市だろう。市内にはゆかりの地が数多くあり、「ありし日の家康」に触れられるのだ。歴史街道編集部が現地に伝...

2023年08月14日

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

鷹橋忍(作家)

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

鷹橋忍(作家)

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/328/) NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルである牧野富太郎。「日本植物学の父」と呼ばれる偉大な学者だが、富太郎は金...

2023年08月09日

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

吉野泰貴(戦史作家)

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

吉野泰貴(戦史作家)

日米戦争においては、真珠湾攻撃と同時に南方作戦が始まり、日本軍は快進撃を見せる。 そしてそれを可能にしたのが、零戦の航続力であった。 零戦隊がみせた八面六臂の活躍とは──。 ※本稿は、『歴史街...

2023年08月08日

甘党だった牧野富太郎が“菓子店で恋した二人目の妻”...その生い立ちとは?

鷹橋忍(作家)

甘党だった牧野富太郎が“菓子店で恋した二人目の妻”...その生い立ちとは?

甘党だった牧野富太郎が“菓子店で恋した二人目の妻”...その生い立ちとは?

鷹橋忍(作家)

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/328/) NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルである牧野富太郎。「日本植物学の父」と呼ばれ、どこまでも植物一筋に生き続...

2023年08月05日

国破れて名指揮官あり――「責任」を全うした今村均という「不敗」のリーダー

岩井秀一郎《歴史研究者》

国破れて名指揮官あり――「責任」を全うした今村均という「不敗」のリーダー

国破れて名指揮官あり――「責任」を全うした今村均という「不敗」のリーダー

岩井秀一郎《歴史研究者》

今村均と10万将兵が戦い抜いた、現在のニューブリテン島ラバウル 写真:sannkou / PIXTA 侵攻や紛争の絶えないグローバル社会……。今年も、日本には、終戦記念日がやってくる。 かつて日本が...

2023年08月01日

陸軍大将・今村均は、敵中に孤立したラバウルで、10万将兵の命を守るために何をしたか

岩井秀一郎《歴史研究者》

陸軍大将・今村均は、敵中に孤立したラバウルで、10万将兵の命を守るために何をしたか

陸軍大将・今村均は、敵中に孤立したラバウルで、10万将兵の命を守るために何をしたか

岩井秀一郎《歴史研究者》

爆撃されるニューブリテン島のラバウル(1944年3月) 出所:808 - G - 220342(National Archives)courtesy of the  Naval History & Heritage Command   かつて日本が敗戦した太平洋戦争(大東...

2023年07月31日

「甲斐」が家康の天下取りを支えた? 戦国最強・武田軍と徳川の深い関係

歴史街道編集部

「甲斐」が家康の天下取りを支えた? 戦国最強・武田軍と徳川の深い関係

「甲斐」が家康の天下取りを支えた? 戦国最強・武田軍と徳川の深い関係

歴史街道編集部

右左口宿の観音堂から 甲府盆地を望む 徳川家康が甲斐平定のために布陣した地、家康や徳川家と縁のある寺、徳川家と戦国最強・武田軍団とのつながりを感じさせる場所...。山梨県といえば武田家だが、家康に注目して訪...

2023年07月28日

キリシタンの潜伏を支えたのは...長崎・天草で辿った「信仰がもたらす光」

川越宗一(作家)

キリシタンの潜伏を支えたのは...長崎・天草で辿った「信仰がもたらす光」

キリシタンの潜伏を支えたのは...長崎・天草で辿った「信仰がもたらす光」

川越宗一(作家)

日本二十六聖人記念館 戦国期から江戸時代初期、長崎と天草ではキリスト教が盛んであった。華やかな南蛮文化と、禁教政策による迫害......。"最後の日本人司祭"マンショ小西を描いた長編小説を上梓したばか...

2023年07月18日

紀尾井坂の変、二・二六事件...“日本のテロ事件”は、いかに社会へ影響を及ぼしたか?

水島吉隆(近現代史研究家)

紀尾井坂の変、二・二六事件...“日本のテロ事件”は、いかに社会へ影響を及ぼしたか?

紀尾井坂の変、二・二六事件...“日本のテロ事件”は、いかに社会へ影響を及ぼしたか?

水島吉隆(近現代史研究家)

大久保利通哀悼碑(清水谷公園) 国家の指導者や要人を狙ったテロ、政権転覆や国家改造を目指したクーデター...。近代日本の歴史をたどると、それらが大きく影を落としていることに気づかされる。押さえておくべき事件...

2023年07月11日

なぜ研究室を出禁に? 牧野富太郎を絶望させた「恩師・矢田部良吉との確執」

鷹橋忍(作家)

なぜ研究室を出禁に? 牧野富太郎を絶望させた「恩師・矢田部良吉との確執」

なぜ研究室を出禁に? 牧野富太郎を絶望させた「恩師・矢田部良吉との確執」

鷹橋忍(作家)

牧野富太郎(国立国会図書館蔵) NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルである牧野富太郎。「日本植物学の父」と言われるほど誰もが知る学者であるが、実は恩師の主任教授に教室を追放された経験を持っている...

2023年06月02日

「法の弊害、これほどか...」自ら制定した法律で落命した“商鞅の悲劇”

島崎晋(歴史作家)

「法の弊害、これほどか...」自ら制定した法律で落命した“商鞅の悲劇”

「法の弊害、これほどか...」自ら制定した法律で落命した“商鞅の悲劇”

島崎晋(歴史作家)

秦公一号大墓(陝西省宝鶏市鳳翔区)。春秋時代後期のもので、東西86.3メートル、南北20メートル、深さ14.6メートルに及ぶ 商鞅は秦の君主・孝公に仕え、法家思想を基に刑法を次々に制定し、のちに天下統一を果たす秦...

2023年05月29日

嫉妬心で韓非を死に追いやり...始皇帝に仕えた李斯の“したたかな処世術”

島崎晋(歴史作家)

嫉妬心で韓非を死に追いやり...始皇帝に仕えた李斯の“したたかな処世術”

嫉妬心で韓非を死に追いやり...始皇帝に仕えた李斯の“したたかな処世術”

島崎晋(歴史作家)

李斯(西安市内にある二世皇帝胡亥陵公園にて) 秦王・政を支えた3人の臣下、李斯・韓非・尉繚。それぞれ優れた頭脳を持って王に献策をしたが、時には策略にはまり窮地に陥ることも。韓非の人生を狂わせた李斯の嫉妬と...

2023年05月27日

家康の次男・結城秀康~「ギギ」と呼ばれた幼少期、不遇を乗り越え期待に応えたの男の生涯

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

家康の次男・結城秀康~「ギギ」と呼ばれた幼少期、不遇を乗り越え期待に応えたの男の生涯

家康の次男・結城秀康~「ギギ」と呼ばれた幼少期、不遇を乗り越え期待に応えたの男の生涯

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

結城秀康像(福井県福井市、県庁舎前広場) 大河ドラマ「どうする家康」で、松井玲奈さん演じるお万の方が話題となっているが、その子・結城秀康はどのような人物だったのだろうか。幼少期は父・家康が対面しようとせ...

2023年05月26日

「五・一五事件」の青年将校はなぜ減刑されたのか? 政党政治への国民の失望

井上寿一(学習院大学法学部教授)

「五・一五事件」の青年将校はなぜ減刑されたのか? 政党政治への国民の失望

「五・一五事件」の青年将校はなぜ減刑されたのか? 政党政治への国民の失望

井上寿一(学習院大学法学部教授)

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/) 深刻な経済危機、足を引っ張り合う二大政党、軍部に期待を抱き始める国民...。昭和7年(1932)の五・一五事件の前後、日本の社会に何が...

2023年05月26日

なぜ呂不韋は相国に登りつめた? 人質だった子楚を見出した「商人の才覚」

島崎晋(歴史作家)

なぜ呂不韋は相国に登りつめた?  人質だった子楚を見出した「商人の才覚」

なぜ呂不韋は相国に登りつめた? 人質だった子楚を見出した「商人の才覚」

島崎晋(歴史作家)

秦の昭王と趙の恵文王が和議を結んだ秦趙会盟台(河南省三門峡市澠池県) 呂不韋は類まれなる頭脳を武器に、秦の相国にまで昇りつめた傑物だ。元々は韓の商人だった男が、いかにしてその地位を得たのか。先見の明によ...

2023年05月22日

上杉謙信の「車懸り」戦法、ルーツは村上義清だった?!

乃至政彦(歴史家)

上杉謙信の「車懸り」戦法、ルーツは村上義清だった?!

上杉謙信の「車懸り」戦法、ルーツは村上義清だった?!

乃至政彦(歴史家)

「車懸りの陣」といえば上杉謙信が得意とする戦法として有名である。事実、この戦法により川中島の合戦で武田信玄は窮地に追い込まれている。しかし、この戦法を編み出したのは謙信ではなく北信濃の雄・村上義清だったと...

2023年05月16日

武田信玄の西上作戦 その目的、選択と誤算

乃至政彦(歴史家)

武田信玄の西上作戦 その目的、選択と誤算

武田信玄の西上作戦 その目的、選択と誤算

乃至政彦(歴史家)

甲斐の虎起つ! 元亀3年(1572)9月、武田信玄は三河、遠江に侵攻した。世にいう西上作戦である。しかし、この作戦は上洛を目的としたものだったのか。その時、織田信長、上杉謙信はどう行動したのか。歴史家の乃至政彦...

2023年04月26日

幕末の外交を支えた「西洋料理人」草野丈吉...五代友厚にも認められた手腕とは?

朝井まかて(作家)

幕末の外交を支えた「西洋料理人」草野丈吉...五代友厚にも認められた手腕とは?

幕末の外交を支えた「西洋料理人」草野丈吉...五代友厚にも認められた手腕とは?

朝井まかて(作家)

グラバー園の草野丈吉像 朝井まかてさんの新刊『朝星夜星』が上梓された。舞台は幕末から維新、明治という激動の時代。日本で初めての洋食屋・自由亭を開いた料理人・草野丈吉(じょうきち)と妻ゆきが奮闘する姿を描...

2023年04月21日

農民あがりの秀吉には屈しない...忍城を奮戦させた“成田長親の人望”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

農民あがりの秀吉には屈しない...忍城を奮戦させた“成田長親の人望”

農民あがりの秀吉には屈しない...忍城を奮戦させた“成田長親の人望”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

忍城(埼玉県行田市) 豊臣秀吉によって決行された「小田原攻め」。豊臣方の攻勢により、北条氏の本拠・小田原城はあえなく降伏開城したが、なんと支城である「忍城」は孤城となりながら攻防戦を続けた。戦国時代最後...

×