歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2024年10月13日

『源氏物語』光源氏にはモデルがいる? 古注釈書が示す「3人の実在した人物」

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』光源氏にはモデルがいる? 古注釈書が示す「3人の実在した人物」

『源氏物語』光源氏にはモデルがいる? 古注釈書が示す「3人の実在した人物」

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』を見ていると、『源氏物語』の主人公・光源氏は、誰かをモデルにしているのではないかと気になる方も多いだろう。果たして、光源氏は実在の人物をモデルとしているのだろうか。著述家の古川順弘氏が解...

2024年10月12日

紫式部が『源氏物語』に脚色して取り入れた「夫・宣孝と死別した経験」

古川順弘(文筆家)

紫式部が『源氏物語』に脚色して取り入れた「夫・宣孝と死別した経験」

紫式部が『源氏物語』に脚色して取り入れた「夫・宣孝と死別した経験」

古川順弘(文筆家)

平安時代中期、多くの文学作品が誕生した。長編小説や日記、随筆、和歌......。文学性に優れ、歴史的価値の高いこれらの作品を残した「作家」たちは、いかなる人物で、どのような人生を歩んだのか。本稿では、紫式部、そして...

2024年10月08日

徳川家を取り上げると禁書扱い...蔦屋重三郎が参入した頃の「江戸の出版事情」

安藤優一郎(歴史家)

徳川家を取り上げると禁書扱い...蔦屋重三郎が参入した頃の「江戸の出版事情」

徳川家を取り上げると禁書扱い...蔦屋重三郎が参入した頃の「江戸の出版事情」

安藤優一郎(歴史家)

『江戸名所図会』に描かれた鶴屋の店先図(国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)である。彼は...

2024年10月06日

『源氏物語』を書いたのは孤独を紛らわすため? 紫式部が執筆を始めた動機

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』を書いたのは孤独を紛らわすため? 紫式部が執筆を始めた動機

『源氏物語』を書いたのは孤独を紛らわすため? 紫式部が執筆を始めた動機

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』では、一条天皇と中宮・彰子との仲を深めようとする藤原道長の求めにより、紫式部は『源氏物語』を書くこととなる。実際のところはどうだったのだろうか? 著述家の古川順弘氏が解説しよう。 ※本...

2024年10月04日

キングダムの時代を書き残した『史記』が別格な理由は? 司馬遷の革新的な筆致

島崎晋(歴史作家)

キングダムの時代を書き残した『史記』が別格な理由は? 司馬遷の革新的な筆致

キングダムの時代を書き残した『史記』が別格な理由は? 司馬遷の革新的な筆致

島崎晋(歴史作家)

(国立公文書館蔵) 大ヒット映画『キングダム 大将軍の帰還』を観て、古代中国の戦国時代に興味を抱いたという方も多いのではないか。その時代を知るための史料といえば『史記』が有名だが、その史書としての真価といえば、ほ...

2024年09月27日

春画を描かせて...蔦屋重三郎がスターダムに押し上げた「無名の絵師・喜多川歌麿」

車浮代(時代小説家)

春画を描かせて...蔦屋重三郎がスターダムに押し上げた「無名の絵師・喜多川歌麿」

春画を描かせて...蔦屋重三郎がスターダムに押し上げた「無名の絵師・喜多川歌麿」

車浮代(時代小説家)

喜多川歌麿筆『画本虫ゑらみ』[天明8(1788)](国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)は、「浮世絵黄金期」と呼ばれた江戸時代の天明〜寛政...

2024年09月25日

男色の平賀源内に「吉原遊郭ガイドブック」の序文を書かせた、蔦屋重三郎の発想力

車浮代(時代小説家)

男色の平賀源内に「吉原遊郭ガイドブック」の序文を書かせた、蔦屋重三郎の発想力

男色の平賀源内に「吉原遊郭ガイドブック」の序文を書かせた、蔦屋重三郎の発想力

車浮代(時代小説家)

浅草庵作『画本東都遊』に描かれた耕書堂(国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)。遊郭・吉原で生まれ育ち、その知識を活かして「吉原ガイド...

2024年09月22日

『源氏物語』の時代は「一夫一妻制」だった? 男女関係におおらかな平安貴族の結婚制度

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』の時代は「一夫一妻制」だった? 男女関係におおらかな平安貴族の結婚制度

『源氏物語』の時代は「一夫一妻制」だった? 男女関係におおらかな平安貴族の結婚制度

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』を見ていると、当時の結婚制度がどうなっているのか、気になる方も多いだろう。そして結婚制度を知ることは、『源氏物語』を読解するうえでの鍵ともなる。著述家の古川順弘氏が、『源氏物語』の時代の...

2024年09月21日

葵わかなさんが語る、時代劇『おいち不思議がたり』登場人物たちの魅力

歴史街道編集部

葵わかなさんが語る、時代劇『おいち不思議がたり』登場人物たちの魅力

葵わかなさんが語る、時代劇『おいち不思議がたり』登場人物たちの魅力

歴史街道編集部

あさのあつこ氏の人気時代ミステリー小説 『おいち不思議がたり』 シリーズ(PHP文芸文庫)。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っているのが、主人公のおいちである。 おいちが他の娘と違うのは、この世に...

2024年09月20日

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

『吉原大通会』に描かれた蔦屋重三郎(手前の左から2人目、国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶ...

2024年09月10日

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

奈落一騎(文筆業)

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

奈落一騎(文筆業)

新紙幣が発行されて約2ケ月。手に取られた方も多いことだろう。肖像には、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎が描かれているが、そもそもなぜ、紙幣に肖像が使われ、どのような基準で選ばれるのだろうか。そして、これまで、いか...

2024年09月09日

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

歴史街道編集部

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

歴史街道編集部

七尾城本丸跡からの眺め 島根県の西部、日本海に面した益田市。そこには、天然の要害を誇る山城と、長い歴史をもつ神社仏閣、 そして500年にわたって保たれた、美しい庭園があった。ここを治めた益田氏とは、どんな一族だ...

2024年09月08日

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

紫式部の文章は読みにくい?  枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注意される『源氏物語』。しかしその文体については「読みにくく、難解」とされてきた。だが、文筆家の古川順弘氏はそれについて、紫式部による計算ずくのレトリックとみることもできるという。その...

2024年09月07日

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』によって、『源氏物語』に興味を抱く人も多いだろう。だが、大長編であることから、臆してしまう方もいるのではないだろうか。そこで本稿では、「これだけは押さえておきたい」というあらすじを、ダイ...

2024年08月31日

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

中丸満(歴史ライター)

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

中丸満(歴史ライター)

東勝寺跡 腹切やぐら入口 美しい作画が話題のアニメ「逃げ上手の若君」。鎌倉時代末期、足利尊氏の謀叛によって鎌倉幕府が滅亡し、逃げ延びた北条得宗家の生き残り・北条時行が再興を目指す物語である。登場するキャラク...

2024年08月23日

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

源田孝(元防衛大学校教授)

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

源田孝(元防衛大学校教授)

マリアナ沖海戦の3カ月前、日本海軍はその後の作戦に大きな影響を及ぼすミスを犯していた。昭和19年(1944)3月、機密文書を紛失したのである。世にいう「海軍乙事件」だが、日本海軍はその対処においても、過誤を重ねてしま...

2024年08月13日

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

太平洋戦争における重大局面とされる日米激突のガダルカナル島の戦い(1942年8月〜43年2月)のなかで、ルンガ沖夜戦(42年11月30日夜)では、日本海軍は完勝します。 この伝説の夜戦で、参加した8隻の駆逐艦――高波、陽炎...

2024年08月09日

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

ルンガ沖夜戦で損傷したアメリカ海軍のミネアポリス。戦いの壮絶さを物語る。<出所: 80-G-211215 (National Archives) courtesy of the Naval History and Heritage Command> 太平洋戦争における重大局面とされる日米...

2024年06月21日

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

兼田由紀夫(フリー編集者)

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:三輪山遠望。三輪山は古来、大物主大神が鎮まる神の山として崇められてきた。 あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫」である関西で、日本の歴史と文化を体感...

2024年05月16日

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

↑豊臣秀長が城主を務めた大和郡山城 「有名だけれども、よくよく考えると、何をした武将なのか...」。知名度に比べて、実像が知られてない武将は数多いが、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長もそうか...