歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2025年09月14日

田沼意次の失脚、松平定信の台頭...そして寛政改革へ 『べらぼう』の時代背景

安藤優一郎(歴史家)

田沼意次の失脚、松平定信の台頭...そして寛政改革へ 『べらぼう』の時代背景

田沼意次の失脚、松平定信の台頭...そして寛政改革へ 『べらぼう』の時代背景

安藤優一郎(歴史家)

松平定信・白河楽翁像(南湖神社 福島県白河市) 大河ドラマ『べらぼう』では、将軍・家治の死後、政治情勢がめまぐるしく変わる。田沼意次が失脚し、江戸で米騒動が起こり、そして...複雑な時代背景を、歴史家の安藤優一郎...

2025年09月08日

日本近現代史の研究者が語る スパイミステリー『ジョーカー・ゲーム』の愉しみ方

手嶋泰伸(龍谷大学文学部准教授)

日本近現代史の研究者が語る スパイミステリー『ジョーカー・ゲーム』の愉しみ方

日本近現代史の研究者が語る スパイミステリー『ジョーカー・ゲーム』の愉しみ方

手嶋泰伸(龍谷大学文学部准教授)

『ジョーカー・ゲーム』 は、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリーである。 『歴史街道』 8月号では、日本近現代史を専門とする龍谷大学文学部准教授の手嶋泰伸さんに、その魅力ついて語って...

2025年09月07日

現代と重なる江戸の経済変動 田沼改革はどう位置づけられるか?

岡田晃(経済評論家)

現代と重なる江戸の経済変動 田沼改革はどう位置づけられるか?

現代と重なる江戸の経済変動 田沼改革はどう位置づけられるか?

岡田晃(経済評論家)

大河ドラマ『べらぼう』によって、江戸時代の経済状況が注目されている。特にドラマでは田沼意次が改革に尽力することから、停滞した社会のようにも見えるかもしれない。しかし経済評論家の岡田晃氏は、江戸時代は高度経済成...

2025年09月04日

ポツダム宣言は米国の核使用を正当化する口実だったのか? 天皇制存置条項削除の意味

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

ポツダム宣言は米国の核使用を正当化する口実だったのか? 天皇制存置条項削除の意味

ポツダム宣言は米国の核使用を正当化する口実だったのか? 天皇制存置条項削除の意味

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

ホワイトハウスで開かれたトルーマン内閣会議の様子。右から4人目がハリー・トルーマン大統領、その左隣がジェームズ・バーンズ国務長官(写真:米国国立公文書館所蔵、1945年8月10日、Wikimedia Commons) ポツダム宣言は...

2025年09月03日

秀吉にも愛された日本最古の温泉「有馬」 地域に根付く山椒の味わい

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

秀吉にも愛された日本最古の温泉「有馬」 地域に根付く山椒の味わい

秀吉にも愛された日本最古の温泉「有馬」 地域に根付く山椒の味わい

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

写真:六甲有馬ロープウェーから望む有馬温泉郷。六甲山地北側の紅葉谷を中心に、有名旅館やホテルが点在している あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫」である...

2025年09月02日

吉田松陰と久坂玄瑞、二人が義兄弟になった意外な背景とその後

安藤優一郎(歴史家)

吉田松陰と久坂玄瑞、二人が義兄弟になった意外な背景とその後

吉田松陰と久坂玄瑞、二人が義兄弟になった意外な背景とその後

安藤優一郎(歴史家)

幕末の長州藩の志士として活躍した久坂玄瑞は、吉田松陰と出会い、彼の義弟となることで、運命を大きく変えていく。そもそも、二人は如何にして出会い、なぜ、松陰は久坂玄瑞を義弟に迎えたのか。そして、その後の二人の関係...

2025年09月01日

原爆投下はソ連に対する威嚇のためだったのか? ポツダム会談の開催時期から読む真相

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

原爆投下はソ連に対する威嚇のためだったのか? ポツダム会談の開催時期から読む真相

原爆投下はソ連に対する威嚇のためだったのか? ポツダム会談の開催時期から読む真相

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

原爆投下直後の広島(写真:米国国立公文書館) 米国が日本への原爆投下を決定した背景には、戦後の国際秩序を見据えたソ連への外交的圧力があった、という見方がある。本稿ではこの「核外交説」の真相について、戦争終結...

2025年08月29日

大河『豊臣兄弟!』で注目 秀長の死が映す“豊臣家の運命”

安藤優一郎(歴史家)

大河『豊臣兄弟!』で注目 秀長の死が映す“豊臣家の運命”

大河『豊臣兄弟!』で注目 秀長の死が映す“豊臣家の運命”

安藤優一郎(歴史家)

2026年度の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で注目されている豊臣秀長。兄・秀吉を支えた名脇役として知られているが、彼の存在の大きさは、彼の死後の豊臣政権を見ると、より一層、鮮明になる。 歴史家の安藤優一郎氏が、秀長...

2025年08月28日

米国が描いた「日本を無条件降伏させる」シナリオ ソ連の対日参戦という選択肢

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

米国が描いた「日本を無条件降伏させる」シナリオ ソ連の対日参戦という選択肢

米国が描いた「日本を無条件降伏させる」シナリオ ソ連の対日参戦という選択肢

千々和泰明(防衛省防衛研究所国際紛争史研究室長)

1945年2月に行なわれたヤルタ会談。左からウィンストン・チャーチル英首相、フランクリン・ローズヴェルト米大統領、ソ連最高指導者ヨシフ・スターリン(写真:米国国立公文書館) 米国は、日本との戦争をどのように終結...

2025年08月25日

武田信玄の父・信虎追放の成功の裏にあった、弟・信繁の献身

安藤優一郎(歴史家)

武田信玄の父・信虎追放の成功の裏にあった、弟・信繁の献身

武田信玄の父・信虎追放の成功の裏にあった、弟・信繁の献身

安藤優一郎(歴史家)

武田信玄は父・信虎から疎まれ、廃嫡の危機にあったが、クーデターを起こして、父を追放する。 だが、その成功の裏には、弟・信繁の動向が大きく左右していた。 歴史家の安藤優一郎氏が、信玄がクーデターを起こすに至...

2025年08月15日

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

1944年6月19日、戦闘の初期段階で日本軍の爆弾が、米空母バンカーヒルのすぐ横で爆発した(Naval History and Heritage Command, Washington, DC) マリアナ沖海戦で日本海軍が大敗した原因は何だったのか。呉市海事歴史...

2025年08月13日

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

平塚柾緒(戦史研究家)

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

平塚柾緒(戦史研究家)

太平洋戦争においては、和平への動きがなかったわけではない。 近衛上奏文、ダレス工作......。それらはどのように行なわれ、 そしてなぜ、失敗に終わったのか。 戦場の裏側で展開されていた、もう一つの戦いとは──。 ※...

2025年08月12日

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

セイロン島沖で日本海軍機の激しい爆撃を受け、沈没する航空母艦ハーミスの航空写真 太平洋戦争開戦とともに、日本軍は東南アジアや太平洋各地で一連の攻略作戦を展開した。英国東洋艦隊の行動を封じるべくインド洋作戦を...

2025年07月29日

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

写真:かつては蚊帳をはじめとした伝統産業の問屋が集まっていた奈良町の街角。近年は、古い町並みをたどる国内外の観光客が増え、各種のショップやカフェのほか、町の歴史を紹介する資料館もあってにぎわう あのまちでし...

2025年07月27日

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

安藤優一郎(歴史家)

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

安藤優一郎(歴史家)

田沼意知刺殺事件を取り入れた『黒白水鏡』。左が佐野政言、中央が田沼意知をモデルとした人物(国立国会図書館蔵) 大河ドラマ『べらぼう』で、宮沢氷魚さん演じる田沼意知は、若くして政治的手腕を発揮し、さらに若年寄...

2025年07月21日

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

真辺将之(早稲田大学文学学術院教授)

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

真辺将之(早稲田大学文学学術院教授)

政友会、民政党の二大政党が牽引した戦前の政党政治はなぜ凋落し、戦争に抗うことができなかったのか。 『昭和の政党』 は、選挙と金、党勢拡張、政党不信など民衆と政党が関わる諸問題にも着目しながら、テロが頻発し...

2025年07月12日

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

山村竜也(歴史作家)

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

山村竜也(歴史作家)

笠原白翁(良策)所用の種痘器具(福井市立郷土歴史博物館蔵、以下同) 新型コロナウイルスは世界を混乱させたが、かつて同じように、予防法が存在せず、人々を苦しめ続けた病気があった。天然痘(てんねんとう)である。そ...

2025年07月11日

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

島崎晋(歴史作家)

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

島崎晋(歴史作家)

始皇帝陵 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための貴重な史料が『史記』だ。その中には、『キングダム』の主人公・信のエピソードや、秦王政の人...

2025年07月10日

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

島崎晋(歴史作家)

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

島崎晋(歴史作家)

始皇帝陵の兵馬俑 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための貴重な史料が『史記』だ。その中には、始皇帝が即位後に行った改革についても記さ...

2025年06月26日

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

兼田由紀夫(フリー編集者)

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:若狭瓜割(うりわり)公園(若狭町)の「瓜割の滝」。古くは「水の森」と呼ばれた聖地を、湧き出た清水が流れ落ちる あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫...