歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2025年08月15日

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

マリアナ沖海戦での敗因となった 「アウトレンジ戦法」の真相とは?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

1944年6月19日、戦闘の初期段階で日本軍の爆弾が、米空母バンカーヒルのすぐ横で爆発した(Naval History and Heritage Command, Washington, DC) マリアナ沖海戦で日本海軍が大敗した原因は何だったのか。呉市海事歴史...

2025年08月13日

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

平塚柾緒(戦史研究家)

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

太平洋戦争で展開された和平工作 その“失敗の本質”

平塚柾緒(戦史研究家)

太平洋戦争においては、和平への動きがなかったわけではない。 近衛上奏文、ダレス工作......。それらはどのように行なわれ、 そしてなぜ、失敗に終わったのか。 戦場の裏側で展開されていた、もう一つの戦いとは──。 ※...

2025年08月12日

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

インド洋作戦での完勝が生んだ慢心 日本海軍はなぜその後敗北へ向かったのか?

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

セイロン島沖で日本海軍機の激しい爆撃を受け、沈没する航空母艦ハーミスの航空写真 太平洋戦争開戦とともに、日本軍は東南アジアや太平洋各地で一連の攻略作戦を展開した。英国東洋艦隊の行動を封じるべくインド洋作戦を...

2025年07月29日

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

はるか奈良時代以前から続く蚊帳織りの歴史 その技術は用途を広げブランド化する

兼田由紀夫(フリー編集者・ライター)

写真:かつては蚊帳をはじめとした伝統産業の問屋が集まっていた奈良町の街角。近年は、古い町並みをたどる国内外の観光客が増え、各種のショップやカフェのほか、町の歴史を紹介する資料館もあってにぎわう あのまちでし...

2025年07月27日

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

安藤優一郎(歴史家)

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

『べらぼう』で注目の田沼意知が、江戸城内で命を落とした理由

安藤優一郎(歴史家)

田沼意知刺殺事件を取り入れた『黒白水鏡』。左が佐野政言、中央が田沼意知をモデルとした人物(国立国会図書館蔵) 大河ドラマ『べらぼう』で、宮沢氷魚さん演じる田沼意知は、若くして政治的手腕を発揮し、さらに若年寄...

2025年07月21日

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

真辺将之(早稲田大学文学学術院教授)

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

なぜ二大政党の間で軍部は台頭できたのか? 政党政治の実態

真辺将之(早稲田大学文学学術院教授)

政友会、民政党の二大政党が牽引した戦前の政党政治はなぜ凋落し、戦争に抗うことができなかったのか。 『昭和の政党』 は、選挙と金、党勢拡張、政党不信など民衆と政党が関わる諸問題にも着目しながら、テロが頻発し...

2025年07月12日

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

山村竜也(歴史作家)

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

種痘で人命を救え!福井藩の「命のリレー」はかくして成し遂げられた

山村竜也(歴史作家)

笠原白翁(良策)所用の種痘器具(福井市立郷土歴史博物館蔵、以下同) 新型コロナウイルスは世界を混乱させたが、かつて同じように、予防法が存在せず、人々を苦しめ続けた病気があった。天然痘(てんねんとう)である。そ...

2025年07月11日

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

島崎晋(歴史作家)

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

始皇帝は「気性が激しく、容易に人を信じない」王翦が語った秦王政の人物像

島崎晋(歴史作家)

始皇帝陵 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための貴重な史料が『史記』だ。その中には、『キングダム』の主人公・信のエピソードや、秦王政の人...

2025年07月10日

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

島崎晋(歴史作家)

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

『キングダム』始皇帝は即位後にどんな改革を行った? 史記にみる実態

島崎晋(歴史作家)

始皇帝陵の兵馬俑 大ヒット漫画『キングダム』を読み、秦王政、のちの始皇帝に興味を抱いたという方も多いだろう。彼の時代を知るための貴重な史料が『史記』だ。その中には、始皇帝が即位後に行った改革についても記さ...

2025年06月26日

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

兼田由紀夫(フリー編集者)

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

100年の時を経て磨かれた若狭の名水が育んだ、涼やかに透き通る「小浜の葛まんじゅう」

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:若狭瓜割(うりわり)公園(若狭町)の「瓜割の滝」。古くは「水の森」と呼ばれた聖地を、湧き出た清水が流れ落ちる あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫...

2025年06月06日

南極点に向けた史上最大のレース 悲劇的敗者へのまなざし

高島正憲(関西学院大学経済学部准教授)

南極点に向けた史上最大のレース 悲劇的敗者へのまなざし

南極点に向けた史上最大のレース 悲劇的敗者へのまなざし

高島正憲(関西学院大学経済学部准教授)

アムンセン隊とスコット隊、南極点に向けた史上最大のレースを詳細に描いたノンフィクション 『アムンセンとスコット』 の魅力とは? 『歴史街道』 6月号では、関西学院大学経済学部准教授の高島正憲さんに、お薦めの一冊につ...

2025年06月05日

異例? 田沼意次が権勢をふるうことができた「一番の理由」とは

安藤優一郎(歴史家)

異例? 田沼意次が権勢をふるうことができた「一番の理由」とは

異例? 田沼意次が権勢をふるうことができた「一番の理由」とは

安藤優一郎(歴史家)

勝林寺にある田沼意次の墓(東京都豊島区) 大河ドラマ『べらぼう』で渡辺謙さんが演じることで、田沼意次に対する注目度が高まっている。 かつては「賄賂政治家」といったマイナスイメージで語られることもあった田沼...

2025年06月04日

宇治茶の海外輸出の拠点となった地・木津川市上狛に“茶業の近代史”を見る

兼田由紀夫(フリー編集者)

宇治茶の海外輸出の拠点となった地・木津川市上狛に“茶業の近代史”を見る

宇治茶の海外輸出の拠点となった地・木津川市上狛に“茶業の近代史”を見る

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:上狛の福寿園本社に隣接する「茶問屋ストリート」。路地沿いに復元された茶店や茶問屋、資料館を通して茶業の歴史をたどることができる あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「...

2025年05月23日

後醍醐天皇と足利尊氏に禅宗がもたらしたもの

天津佳之(作家)

後醍醐天皇と足利尊氏に禅宗がもたらしたもの

後醍醐天皇と足利尊氏に禅宗がもたらしたもの

天津佳之(作家)

鎌倉時代に大陸から伝わった「禅宗」は、後醍醐天皇や足利尊氏など、『太平記』の時代の為政者たちへ、敵味方関係なく、大きな影響を与えていた。そしてそれは、やがて新しい日本文化を生み出していく。作家の天津佳之さんに...

2025年05月22日

蔦屋重三郎が吉原から拠点を移した日本橋は、どんな土地だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

蔦屋重三郎が吉原から拠点を移した日本橋は、どんな土地だったのか?

蔦屋重三郎が吉原から拠点を移した日本橋は、どんな土地だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

『吉原大通会』に描かれた蔦屋重三郎(手前の左から2人目、国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎は、吉原の入り口近くで書店を開店し、後に日本橋に拠点を移すことで...

2025年05月01日

武田信玄の影武者を務めた弟「武田信廉」 画家としての才能も発揮した武将

橋場日月(作家)

武田信玄の影武者を務めた弟「武田信廉」 画家としての才能も発揮した武将

武田信玄の影武者を務めた弟「武田信廉」 画家としての才能も発揮した武将

橋場日月(作家)

三太刀七太刀之跡 戦場での活躍こそが華とされ、武功を挙げた人物が注目されることが多い戦国武将。しかし、合戦での功績は少なくとも、文化面で大きな足跡を残した武将たちもいました。時代が違えば、より評価されていた...

2025年04月25日

中世荘園の原風景を残す泉佐野市・日根野に根ざす「人をつなぐ酒づくり」

兼田由紀夫(フリー編集者)

中世荘園の原風景を残す泉佐野市・日根野に根ざす「人をつなぐ酒づくり」

中世荘園の原風景を残す泉佐野市・日根野に根ざす「人をつなぐ酒づくり」

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:旧日根荘山手の入山田村にあたる、棚田が美しい大木地区。眺望が重要文化的景観に選定されている。四方を山に囲まれたこの小さな地に政基が居とした長福寺跡が伝わる あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには...

2025年04月25日

太田牛一はメモ魔だった? 『信長記』で真摯に天下人を書き上げた戦国武将

橋場日月(作家)

太田牛一はメモ魔だった? 『信長記』で真摯に天下人を書き上げた戦国武将

太田牛一はメモ魔だった? 『信長記』で真摯に天下人を書き上げた戦国武将

橋場日月(作家)

戦場での活躍こそが華とされ、武功を挙げた人物が注目されることが多い戦国武将。しかし、合戦での功績は少なくとも、文化面で大きな足跡を残した武将たちもいました。時代が違えば、より評価されていたかもしれない人物も......

2025年04月24日

二・二六事件当時の空気は? 松本清張が描いた「おかしな方向へ進む日本」

伊吹亜門(作家)

二・二六事件当時の空気は? 松本清張が描いた「おかしな方向へ進む日本」

二・二六事件当時の空気は? 松本清張が描いた「おかしな方向へ進む日本」

伊吹亜門(作家)

作家の伊吹亜門さんが 『路地裏の二・二六』 を執筆する際に資料として参考にしたという、松本清張著 『昭和史発掘』 。 『歴史街道』4月号 では、その魅力について語ってもらった。 ※本稿は、 『歴史街道』 2025年4月号...

2025年04月24日

カエサルはなぜ『ガリア戦記』を書いたのか? 考えられる2つの理由

中倉玄喜(翻訳家)

カエサルはなぜ『ガリア戦記』を書いたのか? 考えられる2つの理由

カエサルはなぜ『ガリア戦記』を書いたのか? 考えられる2つの理由

中倉玄喜(翻訳家)

皆さんは『ガリア戦記』という書物をご存知だろうか?「名前だけは聞いたことがある」という方も多いのではないかと思う。 『ガリア戦記』は、希代の英雄ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が自身の征服事業に...