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本誌関連記事

2024年09月20日

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が生まれ育った町・吉原はどんな場所だったのか?

安藤優一郎(歴史家)

『吉原大通会』に描かれた蔦屋重三郎(手前の左から2人目、国立国会図書館蔵) 2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公は、写楽を世に送り出した江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶ...

2024年09月10日

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

奈落一騎(文筆業)

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

紙幣に肖像が使われている理由とは...人選の基準は「髭が生えている人物」だった?

奈落一騎(文筆業)

新紙幣が発行されて約2ケ月。手に取られた方も多いことだろう。肖像には、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎が描かれているが、そもそもなぜ、紙幣に肖像が使われ、どのような基準で選ばれるのだろうか。そして、これまで、いか...

2024年09月09日

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

歴史街道編集部

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

七尾城、雪舟の庭...中世の文化が花開いた「石見国益田」に受け継がれる遺産

歴史街道編集部

七尾城本丸跡からの眺め 島根県の西部、日本海に面した益田市。そこには、天然の要害を誇る山城と、長い歴史をもつ神社仏閣、 そして500年にわたって保たれた、美しい庭園があった。ここを治めた益田氏とは、どんな一族だ...

2024年09月08日

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

紫式部の文章は読みにくい?  枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

紫式部の文章は読みにくい? 枕草子と比較して判る「源氏物語の特徴的な文体」

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』で注意される『源氏物語』。しかしその文体については「読みにくく、難解」とされてきた。だが、文筆家の古川順弘氏はそれについて、紫式部による計算ずくのレトリックとみることもできるという。その...

2024年09月07日

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

『源氏物語』は恋愛小説なのか? これだけは押さえておきたいあらすじ

古川順弘(文筆家)

大河ドラマ『光る君へ』によって、『源氏物語』に興味を抱く人も多いだろう。だが、大長編であることから、臆してしまう方もいるのではないだろうか。そこで本稿では、「これだけは押さえておきたい」というあらすじを、ダイ...

2024年08月31日

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

中丸満(歴史ライター)

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

『逃げ上手の若君』北条高時は本当に無能だった? 鎌倉幕府滅亡を招いた男の実像

中丸満(歴史ライター)

東勝寺跡 腹切やぐら入口 美しい作画が話題のアニメ「逃げ上手の若君」。鎌倉時代末期、足利尊氏の謀叛によって鎌倉幕府が滅亡し、逃げ延びた北条得宗家の生き残り・北条時行が再興を目指す物語である。登場するキャラク...

2024年08月23日

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

源田孝(元防衛大学校教授)

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

海軍乙事件の全容 漂流する中将らが投棄した“機密文書”が、その後の戦局を左右した

源田孝(元防衛大学校教授)

マリアナ沖海戦の3カ月前、日本海軍はその後の作戦に大きな影響を及ぼすミスを犯していた。昭和19年(1944)3月、機密文書を紛失したのである。世にいう「海軍乙事件」だが、日本海軍はその対処においても、過誤を重ねてしま...

2024年08月13日

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

半藤一利(作家)

太平洋戦争における重大局面とされる日米激突のガダルカナル島の戦い(1942年8月〜43年2月)のなかで、ルンガ沖夜戦(42年11月30日夜)では、日本海軍は完勝します。 この伝説の夜戦で、参加した8隻の駆逐艦――高波、陽炎...

2024年08月09日

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

伝説のルンガ沖夜戦、勝利をもたらした栄光の駆逐艦たちの「その後の運命」

半藤一利(作家)

ルンガ沖夜戦で損傷したアメリカ海軍のミネアポリス。戦いの壮絶さを物語る。<出所: 80-G-211215 (National Archives) courtesy of the Naval History and Heritage Command> 太平洋戦争における重大局面とされる日米...

2024年06月21日

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

兼田由紀夫(フリー編集者)

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

そうめんは伊勢参りの旅人が広めた...奈良県で辿る「三輪素麺」の伝統

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:三輪山遠望。三輪山は古来、大物主大神が鎮まる神の山として崇められてきた。 あのまちでしか出会えない、あの逸品。そこには、知られざる物語があるはず!「歴史・文化の宝庫」である関西で、日本の歴史と文化を体感...

2024年05月16日

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

豊臣秀長は、兄・秀吉のブレーキ役だった? 天下統一を実現させた“真の功労者”

小和田哲男(静岡大学名誉教授)

↑豊臣秀長が城主を務めた大和郡山城 「有名だけれども、よくよく考えると、何をした武将なのか...」。知名度に比べて、実像が知られてない武将は数多いが、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長もそうか...

2024年05月13日

向羽黒山城で開かれる大茶会とは? 会津で室町時代から続く「茶の湯文化」

歴史街道編集部

向羽黒山城で開かれる大茶会とは? 会津で室町時代から続く「茶の湯文化」

向羽黒山城で開かれる大茶会とは? 会津で室町時代から続く「茶の湯文化」

歴史街道編集部

写真:令和5年度において演舞を披露した 「やまがた愛の武将隊」  会津美里町にある日本最大級の山城・向羽黒山城では 今年の5月26日(日)、 まつりが開かれる。巨大な山城で繰り広げられる催事とは、いかなるものなのか...

2024年03月29日

坂本龍馬は「大事業のコーディネーター」だったと言える理由

半藤一利(作家)

坂本龍馬は「大事業のコーディネーター」だったと言える理由

坂本龍馬は「大事業のコーディネーター」だったと言える理由

半藤一利(作家)

昭和史の語り部として知られた故・半藤一利氏は、幕末史についての執筆も案外多い。自称「歴史探偵」が見抜いた歴史の裏側に潜む真実とは――。 人間的魅力と度量の大きさで、幕末という時代を駆け抜けた志士・坂本龍馬。 ...

2024年03月27日

明治維新は「西郷隆盛がやった」と言える理由

半藤一利(作家)

明治維新は「西郷隆盛がやった」と言える理由

明治維新は「西郷隆盛がやった」と言える理由

半藤一利(作家)

いま、日本の政治は危機にある。言い訳や責任逃れに終始するリーダーたち――。その姿を、草葉の陰で、明治維新のリーダーたちはどう見ているだろうか。 昭和史の語り部として知られ、自らは「歴史探偵」と称した故・半藤...

2024年03月15日

文永の役で奮闘した父娘の姿も...壱岐で辿るもうひとつの「元寇」

歴史街道編集部

文永の役で奮闘した父娘の姿も...壱岐で辿るもうひとつの「元寇」

文永の役で奮闘した父娘の姿も...壱岐で辿るもうひとつの「元寇」

歴史街道編集部

↑少弐資時像/小金丸幾久(壱岐出身)作 今年は蒙古襲来から750年にあたる。鎌倉武士が博多で奮闘したことはよく語られるが、実は長崎県の壱岐でも、激戦が繰り広げられていた。そして壱岐には、いまも数多くの史跡が...

2024年03月08日

伊達と上杉の宿敵「最上義光」...梟雄と語られてきた戦国大名の知られざる素顔

松尾剛次(山形大学都市・地域学研究所名誉所長)

伊達と上杉の宿敵「最上義光」...梟雄と語られてきた戦国大名の知られざる素顔

伊達と上杉の宿敵「最上義光」...梟雄と語られてきた戦国大名の知られざる素顔

松尾剛次(山形大学都市・地域学研究所名誉所長)

殺戮をものともしない梟雄。謀略を巡らす、陰険な「羽州の狐」。悪逆なイメージでばかり語られてきたが、それは、実像とは異なるものである。本当はどのような人物だったのか──。 ※本稿は、『歴史街道』2019年5月号より...

2024年03月06日

「彼奴は人ではなし。鬼じゃ!」北条氏も恐れた、常陸国・佐竹義重が果たした責務

近衛龍春(作家)

「彼奴は人ではなし。鬼じゃ!」北条氏も恐れた、常陸国・佐竹義重が果たした責務

「彼奴は人ではなし。鬼じゃ!」北条氏も恐れた、常陸国・佐竹義重が果たした責務

近衛龍春(作家)

「眼中の光凄まじく、夜叉羅刹とも云うべし」──鬼神にもたとえられる佐竹義重だが、その人生はまさに戦いの連続だった。関東制覇を目論む北条と幾度も戦い、奥州で急成長する伊達とも干戈を交える。そして、豊臣から徳川へ天...

2024年03月04日

評価が180度変わった? 福井で見えた、隠れた名将「朝倉義景」の手腕

歴史街道編集部

評価が180度変わった? 福井で見えた、隠れた名将「朝倉義景」の手腕

評価が180度変わった? 福井で見えた、隠れた名将「朝倉義景」の手腕

歴史街道編集部

↑一乗谷を流れる一乗谷川 いまから450年ほど前の天正元年(1573)、越前の戦国大名・朝倉義景は織田信長によって攻め滅ぼされ、その本拠の一乗谷も灰燼に帰した。だが研究の進展により、義景と一乗谷については、知ら...

2024年02月28日

伊達政宗が支援した「岩崎一揆」は失策か? 和賀忠親が見せた名家としての意地

松田十刻(作家)

伊達政宗が支援した「岩崎一揆」は失策か? 和賀忠親が見せた名家としての意地

伊達政宗が支援した「岩崎一揆」は失策か? 和賀忠親が見せた名家としての意地

松田十刻(作家)

関ケ原合戦における岩崎一揆は、"失策"とみられがちだ。 のちに、一揆を支援した伊達政宗が、徳川家康から 「百万石のお墨付き」を反古にされたからである。 しかし、一揆勢を率いた和賀忠親の動機と、東北の利害関...

2024年02月20日

石臼で豆を挽き...神戸に復刻した「日本最古のコーヒー」の味

兼田由紀夫(フリー編集者)

石臼で豆を挽き...神戸に復刻した「日本最古のコーヒー」の味

石臼で豆を挽き...神戸に復刻した「日本最古のコーヒー」の味

兼田由紀夫(フリー編集者)

写真:メインストリートの神戸元町商店街に並ぶ、日本茶の老舗「放香堂(ほうこうどう)」本店と「放香堂加琲」の店舗 あのまちでしか出会えない、あの逸品――。そこには、知られざる物語があるはず! 「歴史・文化の宝...