歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2023年12月07日

平安貴族は"におい"を好んだ...和歌にみる「王朝のフェティシズム」

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

平安貴族は"におい"を好んだ...和歌にみる「王朝のフェティシズム」

平安貴族は"におい"を好んだ...和歌にみる「王朝のフェティシズム」

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

平安時代に詠まれた和歌をみてみると、今では驚くような「平安貴族の恋愛模様」が浮かび上がってきます。貴族が好んだ「におい」や「下着」へのフェティシズムとは? 歴史書には載っていない平安貴族の裏話を紹介します。 ...

2023年12月04日

二人の愛人を同時進行...平安貴族たちの「色好みは当たり前」な恋愛事情

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

二人の愛人を同時進行...平安貴族たちの「色好みは当たり前」な恋愛事情

二人の愛人を同時進行...平安貴族たちの「色好みは当たり前」な恋愛事情

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

平安時代の傑作『源氏物語』にも表れているように、平安貴族は現代とは全く異なる倫理観で恋愛をしていました。夜這いや複数人と関係を持つことも当たり前...。当時の驚くべき恋愛模様の実態について、文学作品から探ります。...

2023年11月30日

清少納言は軽薄な女? 紫式部が綴った「ライバルへの痛烈な批判」

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

清少納言は軽薄な女? 紫式部が綴った「ライバルへの痛烈な批判」

清少納言は軽薄な女? 紫式部が綴った「ライバルへの痛烈な批判」

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

紫式部は、日本古典の最高傑作と評される『源氏物語』を生み出しました。華やかな宮廷のラブロマンスを描いて人気を誇った天才作家ですが、『紫式部日記』・『紫式部集』といった記録を見てみると、実は宮廷生活に馴染めてい...

2023年11月28日

清少納言の「宮廷女房への成り上がり」 を叶えた和歌の才能

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

清少納言の「宮廷女房への成り上がり」 を叶えた和歌の才能

清少納言の「宮廷女房への成り上がり」 を叶えた和歌の才能

山口博(富山大学・聖徳大学名誉教授)

『枕草子』の筆者として知られる清少納言。華やかな平安宮中で、一条天皇の中宮・定子の女房として活躍しました。紫式部も嫉妬したという、清少納言の"和歌の才能"は当時どう評価されていたのでしょうか? 女房社会...

2023年11月28日

紫式部が『源氏物語』を作る原動力になった“都から離れた越前生活”

福嶋昭治(園田学園女子大学名誉教授)

紫式部が『源氏物語』を作る原動力になった“都から離れた越前生活”

紫式部が『源氏物語』を作る原動力になった“都から離れた越前生活”

福嶋昭治(園田学園女子大学名誉教授)

↑越前市の紫式部公園。紫式部が生きた平安時代の寝殿造庭園を再現した公園で、中央に見えるのは日野山 (写真提供?(公社)福井県観光連盟) 来年1月から、大河ドラマ「光る君へ」が放送される。主人公で、『源氏物語』の作...

2023年11月09日

日本人の倫理観は『論語』で培われた...現代に活きる“名作古典”の影響

長尾剛(作家)

日本人の倫理観は『論語』で培われた...現代に活きる“名作古典”の影響

日本人の倫理観は『論語』で培われた...現代に活きる“名作古典”の影響

長尾剛(作家)

人生における悩みの指針、恋の美しさ、読書の楽しさ......。名作古典に触れることで、人生はより豊かなものになる。ここでは、古典作品にあまり触れたことのない世代にもぜひ読んでほしい、お勧めの作品を3つ紹介しよう。 ...

2023年10月19日

失ったものは戦争で取り返す...第二次世界大戦の原因になった“ドイツの復讐心”

保阪正康(ノンフィクション作家)

失ったものは戦争で取り返す...第二次世界大戦の原因になった“ドイツの復讐心”

失ったものは戦争で取り返す...第二次世界大戦の原因になった“ドイツの復讐心”

保阪正康(ノンフィクション作家)

20世紀前半に起こった2つの世界大戦の意味を、どのように捉えればいいのか。昭和史研究の第一人者・保阪正康氏は、「前半と後半に分かれた連続した戦争」として捉え、この「つながり」を見ていくことによって、意味合いが見え...

2023年10月18日

本多忠勝は武辺だけではない...三重県・桑名市にみる「家康を支えた街づくり」

歴史街道編集部

本多忠勝は武辺だけではない...三重県・桑名市にみる「家康を支えた街づくり」

本多忠勝は武辺だけではない...三重県・桑名市にみる「家康を支えた街づくり」

歴史街道編集部

写真:桑名城の江戸時代の石垣 三重県の桑名市は、関ケ原合戦後、本多忠勝が徳川家康から与えられた地である。そしてこの地では、「天下無双」として知られた忠勝の、別の顔を見ることができるという。しかも桑名は、家康と...

2023年09月30日

練馬に終の棲家を構えるも...牧野富太郎が妻亡き後に名付けた“新種の笹”

鷹橋忍(作家)

練馬に終の棲家を構えるも...牧野富太郎が妻亡き後に名付けた“新種の笹”

練馬に終の棲家を構えるも...牧野富太郎が妻亡き後に名付けた“新種の笹”

鷹橋忍(作家)

牧野富太郎(国立国会図書館蔵) NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルである牧野富太郎。「日本植物学の父」と呼ばれる偉大な学者だが、富太郎は金銭的に非常に苦しい生活を送っていた。 しかし、関...

2023年09月29日

なぜ孫皓が擁立された? 呉を破滅へ導いた「ラストエンペラー」の裏の顔

島崎晋(歴史作家)

なぜ孫皓が擁立された? 呉を破滅へ導いた「ラストエンペラー」の裏の顔

なぜ孫皓が擁立された? 呉を破滅へ導いた「ラストエンペラー」の裏の顔

島崎晋(歴史作家)

勇将・智将といった英傑たちの活躍が語り継がれる三国志。その一方で、帝国を象徴する「皇帝」については、語られることが少ない。ここでは、魏と呉のラストエンペラーを紹介しよう。  ※本稿は『歴史街道』202...

2023年09月28日

曽根昌世、岡部正綱、依田信蕃、下条頼安~「天正壬午の乱」で徳川家康の窮地を救った人々

和田裕弘(戦国史研究家)

曽根昌世、岡部正綱、依田信蕃、下条頼安~「天正壬午の乱」で徳川家康の窮地を救った人々

曽根昌世、岡部正綱、依田信蕃、下条頼安~「天正壬午の乱」で徳川家康の窮地を救った人々

和田裕弘(戦国史研究家)

徳川家康の生涯において重大な局面だった天正壬午の乱。選択を誤れば 破滅の危機にあったこの状況で、最善の成果を挙げられたのは、徳川家臣だけでなく、 多くの人々の助力があってこそだった。ここでは、天正壬午の乱で...

2023年09月27日

当時の人は新選組をこう見ていた! 同時代史料に見る初期の姿

山村竜也(歴史作家・時代考証家)

当時の人は新選組をこう見ていた! 同時代史料に見る初期の姿

当時の人は新選組をこう見ていた! 同時代史料に見る初期の姿

山村竜也(歴史作家・時代考証家)

壬生新選組屯所八木邸(京都市) 文久3年(1863)、江戸から将軍警護の名目で上洛した浪士組。のちの新選組は、京都の人々にどのような 印象を与えたのだろうか。同時代の人々が語る初期の新選組の姿を、史料から探る...

2023年09月26日

劉禅は無害を装ったか、ただの愚鈍か? 「世襲を失敗した蜀漢」の悲劇

島崎晋(歴史作家)

劉禅は無害を装ったか、ただの愚鈍か? 「世襲を失敗した蜀漢」の悲劇

劉禅は無害を装ったか、ただの愚鈍か? 「世襲を失敗した蜀漢」の悲劇

島崎晋(歴史作家)

成都武侯祠博物館 勇将・智将といった英傑たちの活躍が語り継がれる三国志。その一方で、帝国を象徴する「皇帝」については、語られることが少ない。ここでは、後漢と蜀漢のラストエンペラーを紹介しよう。 ※本...

2023年09月25日

茶屋四郎次郎、穴山梅雪、長谷川秀一、本多忠勝 ~「伊賀越え」で徳川家康の窮地を救った人々

和田裕弘(戦国史研究家)

茶屋四郎次郎、穴山梅雪、長谷川秀一、本多忠勝 ~「伊賀越え」で徳川家康の窮地を救った人々

茶屋四郎次郎、穴山梅雪、長谷川秀一、本多忠勝 ~「伊賀越え」で徳川家康の窮地を救った人々

和田裕弘(戦国史研究家)

御斎峠展望台より伊賀盆地を望む 徳川家康の生涯において重大な局面だった「伊賀越え」。選択を誤れば 破滅の危機にあったこの状況で、最善の成果を挙げられたのは、徳川家臣だけでなく、 多くの人々の助力があってこ...

2023年09月05日

名将・今村均は、自決を覚悟した軍司令官をどうやって制止したか――「ガダルカナル島撤収作戦」の内側で起きた真実

岩井秀一郎《歴史研究者》

名将・今村均は、自決を覚悟した軍司令官をどうやって制止したか――「ガダルカナル島撤収作戦」の内側で起きた真実

名将・今村均は、自決を覚悟した軍司令官をどうやって制止したか――「ガダルカナル島撤収作戦」の内側で起きた真実

岩井秀一郎《歴史研究者》

ソロモン諸島 ガダルカナル島 日本が敗戦した太平洋戦争(大東亜戦争)において、悲惨さを極めた戦闘の一つに、ガダルカナル島をめぐる争奪戦がある。餓(ガ)島とも呼ばれたそのガダルカナル島からの撤収作戦(1943...

2023年09月01日

なぜ、徳川家の重臣・石川数正は寝返ったのか? チャンスを迎えた秀吉の企み

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

なぜ、徳川家の重臣・石川数正は寝返ったのか? チャンスを迎えた秀吉の企み

なぜ、徳川家の重臣・石川数正は寝返ったのか? チャンスを迎えた秀吉の企み

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

小牧・長久手の戦いの後、旧武田領内の動揺をおさめるのに手を焼いていた家康。真田昌幸の裏切りと、それを助ける上杉景勝の登場によって、家康は上田城を諦める羽目に。 そして家康にさらなる試練が訪れる。徳川一...

2023年08月29日

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

小牧・長久手の戦いは“徳川家康の勝利”と言い切れない理由

河合敦(歴史研究家/多摩大学客員教授)

本能寺の変、羽柴秀吉は山崎合戦、清須会議、賤ヶ岳の戦いを経て、天下人として振る舞い始める。そんな秀吉に対して、織田信長の次男・信雄が不満を募らせ、徳川家康を頼るようになる。やがて両陣営は決戦へと至るが、は...

2023年08月24日

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

歴史街道編集部

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

“スギ”のお陰で命拾い? 徳川家康ゆかりの地・岡崎で辿る「天下統一までの道のり」

歴史街道編集部

龍城神社(右)と岡崎城 徳川家康を語るうえで欠かせない場所──といえば、やはり生誕の地である愛知県岡崎市だろう。市内にはゆかりの地が数多くあり、「ありし日の家康」に触れられるのだ。歴史街道編集部が現地に伝...

2023年08月14日

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

鷹橋忍(作家)

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

月収15万で極貧生活...牧野富太郎を追い詰めた「主任教授・松村との不仲」

鷹橋忍(作家)

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/328/) NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルである牧野富太郎。「日本植物学の父」と呼ばれる偉大な学者だが、富太郎は金...

2023年08月09日

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

吉野泰貴(戦史作家)

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

零戦の航続力が戦局を変えた!日米開戦直後の快進撃

吉野泰貴(戦史作家)

日米戦争においては、真珠湾攻撃と同時に南方作戦が始まり、日本軍は快進撃を見せる。 そしてそれを可能にしたのが、零戦の航続力であった。 零戦隊がみせた八面六臂の活躍とは──。 ※本稿は、『歴史街...