歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2022年06月13日

琉球使節の中国装束は誇りの現れ? 世を賑わせた「江戸上り」の実像

原口泉(志學館大学教授)

琉球使節の中国装束は誇りの現れ? 世を賑わせた「江戸上り」の実像

琉球使節の中国装束は誇りの現れ? 世を賑わせた「江戸上り」の実像

原口泉(志學館大学教授)

沖縄はかつて琉球王国とよばれた独立国家であり、彩り豊かな独自の歴史を紡いできた。 ところが、17世紀初頭には、薩摩の島津氏に侵略され、琉球王国は中国との君臣関係を保ちながらも、薩摩藩と徳川幕府に従属する...

2022年04月25日

イブン・バットゥータ...中世イスラーム世界を踏破した「旅する法官」の謎

鷹橋忍 (作家)

イブン・バットゥータ...中世イスラーム世界を踏破した「旅する法官」の謎

イブン・バットゥータ...中世イスラーム世界を踏破した「旅する法官」の謎

鷹橋忍 (作家)

14世紀、50カ国以上を旅した人物をご存知だろうか。イスラーム教徒イブン・バットゥータ。モロッコ出身の若き法官は、なぜ見知らぬ地を目指したのか。   【鷹橋忍 PROFILE】昭和41年(1966)、神奈川県...

2022年04月22日

頼朝・義経だけじゃない! 知られざる「源兄弟」たちのその後

中丸満 (歴史ライター)

頼朝・義経だけじゃない! 知られざる「源兄弟」たちのその後

頼朝・義経だけじゃない! 知られざる「源兄弟」たちのその後

中丸満 (歴史ライター)

頼朝と義経には、ほかにも兄弟がいた。六男の範頼のほか、「悪源太」の異名を轟かせた長男の義平、義経の同母兄弟である全成、義円……。 平治の乱での敗北後、ばらばらになった兄弟たちは、いかなる人生...

2022年03月24日

八代将軍・徳川吉宗が火をつけた「江戸時代の一大温泉ブーム」の真相

風野真知雄(作家)

八代将軍・徳川吉宗が火をつけた「江戸時代の一大温泉ブーム」の真相

八代将軍・徳川吉宗が火をつけた「江戸時代の一大温泉ブーム」の真相

風野真知雄(作家)

享保の改革を行ない、名君として知られる徳川吉宗。自らも倹約につとめ、財政再建に辣腕を振るった彼だが、じつは「温泉好き」という意外な素顔があった。吉宗が愛した湯とは?そして、将軍様の温泉好きが全国にもたらし...

2022年03月15日

名前は超有名だけど...小倉百人一首の「蝉丸」っていったい何者?

鷹橋忍(作家)

名前は超有名だけど...小倉百人一首の「蝉丸」っていったい何者?

名前は超有名だけど...小倉百人一首の「蝉丸」っていったい何者?

鷹橋忍(作家)

※写真はイメージです 「これやこの〜」から始まる和歌の作者で知られる蝉丸。小倉百人一首のなかでも、もっともよく知られた歌の一つだが、?丸とはいったい何者なのかというと、実はよくわかっていない。数多語られる...

2022年03月13日

池禅尼、八重姫、亀前…鎌倉殿を助け、魅了し、時に悩ませた人々

中丸満(歴史ライター)

池禅尼、八重姫、亀前…鎌倉殿を助け、魅了し、時に悩ませた人々

池禅尼、八重姫、亀前…鎌倉殿を助け、魅了し、時に悩ませた人々

中丸満(歴史ライター)

源氏山公園(鎌倉市)の頼朝像 流人の身から征夷大将軍へと上りつめた頼朝。その周囲にいた女性としてまず思い浮かぶのは、正室・北条政子ではないだろうか。 しかし、頼朝の人生を語る上で、政子以外にも忘れて...

2022年02月28日

昭和初期に完全空調、時速130キロを実現...満鉄「驚きの技術力」

山本巧次(作家)

昭和初期に完全空調、時速130キロを実現...満鉄「驚きの技術力」

昭和初期に完全空調、時速130キロを実現...満鉄「驚きの技術力」

山本巧次(作家)

特急「あじあ」号 当時、世界的にも珍しかった、窓が固定された完全空調の特急列車「あじあ」を完成させるなど、非常に高い技術力を誇っていた南満洲鉄道株式会社──通称「満鉄」。 具体的に、満鉄は何が優れてい...

2022年02月25日

児玉源太郎と後藤新平 満洲経営の幕開けの歴史に秘された人間ドラマ

江宮隆之(作家)

児玉源太郎と後藤新平 満洲経営の幕開けの歴史に秘された人間ドラマ

児玉源太郎と後藤新平 満洲経営の幕開けの歴史に秘された人間ドラマ

江宮隆之(作家)

児玉源太郎(国立国会図書館) 満洲を清国に早期返還すれば再びロシアが占領し、日本人が大量の血を流した日露戦争が無に帰すだろう…。満洲軍総参謀長として日露戦争を勝利に導いた児玉源太郎は、そのように考...

2022年02月23日

「近くて遠い隣国・中国」日中両国はなぜ衝突を繰り返してきたのか

岡本隆司(京都府立大学文学部教授)

「近くて遠い隣国・中国」日中両国はなぜ衝突を繰り返してきたのか

「近くて遠い隣国・中国」日中両国はなぜ衝突を繰り返してきたのか

岡本隆司(京都府立大学文学部教授)

日清講和記念館・料亭 春帆楼(山口県下関市) グローバル社会にますます影響力が高まる中国。古代より長い歴史をもつ日本とこの隣国との関係は、これからどうなっていくのでしょうか。本稿では、近代アジア史の研究者...

2022年01月22日

最新研究でみる鎌倉幕府~「十三人の合議制」と御家人による権力闘争

坂井孝一 (創価大学文学部教授)

最新研究でみる鎌倉幕府~「十三人の合議制」と御家人による権力闘争

最新研究でみる鎌倉幕府~「十三人の合議制」と御家人による権力闘争

坂井孝一 (創価大学文学部教授)

鎌倉の地で、源頼朝の手によって誕生した幕府。従来、1192年とされてきた開幕年に、異論が唱えられているように、その実体には不明な点が少なくない。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担う坂井孝一氏に...

2022年01月19日

源頼朝はなぜ、鎌倉に幕府を開いたのか~最新研究にみる鎌倉幕府

坂井孝一 (創価大学文学部教授)

源頼朝はなぜ、鎌倉に幕府を開いたのか~最新研究にみる鎌倉幕府

源頼朝はなぜ、鎌倉に幕府を開いたのか~最新研究にみる鎌倉幕府

坂井孝一 (創価大学文学部教授)

鎌倉の地で、源頼朝の手によって誕生した幕府。従来、1192年とされてきた開幕年に、異論が唱えられているように、その実体には不明な点が少なくない。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担う坂井孝一氏に...

2022年01月15日

源氏と平氏、どちらを推す?~【源平合戦、徹底討論】歴史作家・秋山香乃vs.谷津矢車

歴史街道編集部

源氏と平氏、どちらを推す?~【源平合戦、徹底討論】歴史作家・秋山香乃vs.谷津矢車

源氏と平氏、どちらを推す?~【源平合戦、徹底討論】歴史作家・秋山香乃vs.谷津矢車

歴史街道編集部

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送開始で、にわかに注目が高まっている源平合戦と鎌倉時代。今回は、作家の秋山香乃先生、谷津矢車先生に作家の視点から源氏、平氏それぞれの魅力について語り合っていただきました...

2021年12月31日

世界遺産・白川郷~帰雲城と内ケ嶋氏、飛驒の知られざる戦国史

宮本昌孝(作家)

世界遺産・白川郷~帰雲城と内ケ嶋氏、飛驒の知られざる戦国史

世界遺産・白川郷~帰雲城と内ケ嶋氏、飛驒の知られざる戦国史

宮本昌孝(作家)

帰雲城址碑(岐阜県大野郡白川村)   『この時代小説がすごい!2022年版』(宝島社)単行本部門第1位『天離り果つる国』の舞台! 戦国時代、白川郷の豊富な鉱物資源、そして鉄炮火薬に不可欠の塩硝を、...

2021年12月27日

武家の時代へ。源氏と平氏、何が明暗を分けたのか

安部龍太郎(作家)

武家の時代へ。源氏と平氏、何が明暗を分けたのか

武家の時代へ。源氏と平氏、何が明暗を分けたのか

安部龍太郎(作家)

長年にわたって戦いを繰り広げた源氏と平氏。それは貴族の世から武士の世へ、時代の転換を告げる戦いとなった。勝者と敗者を分けたものとはなんだったのか。そして頼朝による武家政権は、日本の歴史に何をもたらしたのか...

2021年12月22日

北条氏規の韮山籠城戦~北条五代、最後の光芒

鷹橋 忍(作家)

北条氏規の韮山籠城戦~北条五代、最後の光芒

北条氏規の韮山籠城戦~北条五代、最後の光芒

鷹橋 忍(作家)

天正18年(1590)、豊臣秀吉の大軍が小田原城を包囲した。関東各地にある北条方の城が次々と落ちるなか、10倍以上の敵を相手に、3ケ月の間、戦い抜いた男がいる。伊豆・韮山城の北条氏規──。その見事な戦さぶりと、数奇な...

2021年12月15日

名人・堀秀政~信長・秀吉から信頼された人柄と器量

柴裕之(東洋大学文学部非常勤講師)

名人・堀秀政~信長・秀吉から信頼された人柄と器量

名人・堀秀政~信長・秀吉から信頼された人柄と器量

柴裕之(東洋大学文学部非常勤講師)

織田信長に近習として仕え、信長没後は、羽柴秀吉の元で、越前北庄城の城主になった堀秀政。二人が天下人となっていくなかで、秀政が担っていた役割とは、いったいどのようなものだったのか。 柴裕之(東洋大学文学...

2021年12月08日

最新研究!真珠湾への奇襲はどこまで把握されていたのか

小谷 賢(日本大学危機管理学部教授)

最新研究!真珠湾への奇襲はどこまで把握されていたのか

最新研究!真珠湾への奇襲はどこまで把握されていたのか

小谷 賢(日本大学危機管理学部教授)

宣戦布告が遅れたことで、奇襲となってしまった昭和16年(1941)12月8日の真珠湾攻撃。 しかし、当日ハワイには米空母が一隻もいなかったことから、アメリカは事前に攻撃を察知していたのではないか、との見方もある...

2021年12月07日

圧倒的不利だった日本海軍...真珠湾攻撃を成功に導いた「世界初の空母機動部隊」

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

圧倒的不利だった日本海軍...真珠湾攻撃を成功に導いた「世界初の空母機動部隊」

圧倒的不利だった日本海軍...真珠湾攻撃を成功に導いた「世界初の空母機動部隊」

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

現在の真珠湾 空母搭載の航空機の役割は偵察と着弾観測が常識とされる時代、日本海軍は世界初の空母機動部隊を築き上げた。世界が驚愕した、その奇抜ともいえる戦術の発想は、どこから生まれてきたのか? ※本稿...

2021年12月04日

アメリカはあくまで仮想敵だった? 日米開戦を止められなかった「海軍の誤算」

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

アメリカはあくまで仮想敵だった? 日米開戦を止められなかった「海軍の誤算」

アメリカはあくまで仮想敵だった? 日米開戦を止められなかった「海軍の誤算」

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

対米戦の中心となった日本海軍は、圧倒的な国力と軍備をもつアメリカに対し、いかに勝つつもりだったのか? そしてなぜ、不利と知りつつ開戦を回避することができなかったのか? ※本稿は、歴史街道編集部編『日米開...

2021年11月11日

武田信虎は、なぜ「首都甲府」の建設を決断したのか~再評価すべきその先駆性

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田信虎は、なぜ「首都甲府」の建設を決断したのか~再評価すべきその先駆性

武田信虎は、なぜ「首都甲府」の建設を決断したのか~再評価すべきその先駆性

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田神社(山梨県甲府市) 「暴君」というイメージが強い武田信虎だが、実は内政面で「先駆的」と評価されている事績を残している。甲斐国の首都、甲府の建設である。新たに中心都市を建設した信虎の狙いとは、何だっ...