歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2021年10月27日

武田勝頼の最期とその辞世……歴史家が語る天目山、武田滅亡の瞬間とは

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田勝頼の最期とその辞世……歴史家が語る天目山、武田滅亡の瞬間とは

武田勝頼の最期とその辞世……歴史家が語る天目山、武田滅亡の瞬間とは

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

2021年は武田信玄生誕500年。戦国武田家の歴史を再検証する動きが多くみられるが、この記事では武田家が滅亡した瞬間について取り上げたい。日本を代表する戦国武田氏の研究者が、木曾義昌や穴山梅雪に裏切られて窮地に追...

2021年10月12日

武田軍も鉄砲を使っていた? 「鉛の研究」で見えた長篠合戦の新事実

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田軍も鉄砲を使っていた? 「鉛の研究」で見えた長篠合戦の新事実

武田軍も鉄砲を使っていた? 「鉛の研究」で見えた長篠合戦の新事実

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田勝頼率いる武田軍が織田軍に大敗した長篠の合戦――その構図は、旧式の騎馬軍団が先進的な鉄炮隊に敗れ去ったというのが常識的な理解だった。しかし、近年の研究でその常識は根底から崩れつつある。 ※本稿は、平...

2021年10月08日

家宝・御旗と楯無とは? 戦国武田家を滅亡にも導いた「名門源氏意識」

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

家宝・御旗と楯無とは? 戦国武田家を滅亡にも導いた「名門源氏意識」

家宝・御旗と楯無とは? 戦国武田家を滅亡にも導いた「名門源氏意識」

平山優(日本中世史研究家/大河ドラマ『真田丸』時代考証)

武田信虎・信玄・勝頼の戦国武田三代には、強烈な源氏意識があったという。その源氏名門としての誇りと、足利将軍家への絶対的な忠誠を行動原理にして、武田家は織田信長との戦いに身を投じていくことになる――。 ※...

2021年09月29日

衛星もない時代にどうやって?...知られざる「天気予報の日本史」

鷹橋忍(作家)

衛星もない時代にどうやって?...知られざる「天気予報の日本史」

衛星もない時代にどうやって?...知られざる「天気予報の日本史」

鷹橋忍(作家)

古くから日本人は、農作物の収穫量、安全な航海、戦など、多くのことを天気に左右されてきました。天気を予報するようなことわざも多くありますが、日本ではいつから天気予報が行なわれていたのでしょうか。天気予報の歴...

2021年09月23日

「ライトノベルから歴史小説まで」多ジャンルを横断する不世出の作家・冲方丁の軌跡

友清哲(フリーライター)

「ライトノベルから歴史小説まで」多ジャンルを横断する不世出の作家・冲方丁の軌跡

「ライトノベルから歴史小説まで」多ジャンルを横断する不世出の作家・冲方丁の軌跡

友清哲(フリーライター)

冲方丁(うぶかた・とう)氏 一般文芸の読み手からすれば、作家・冲方丁が登場したのはデビュー作の刊行時ではなく、SF大作「マルドゥック・スクランブル」三部作がリリースされたタイミングであるに違いない。あまり...

2021年09月20日

松平定敬…戊辰戦争で朝敵とされ国を追われた藩主の「その後」

奥山景布子(作家)

松平定敬…戊辰戦争で朝敵とされ国を追われた藩主の「その後」

松平定敬…戊辰戦争で朝敵とされ国を追われた藩主の「その後」

奥山景布子(作家)

桑名城址九華公園(三重県桑名市) 大河ドラマ「青天を衝け」にも登場した、会津藩主・松平容保の弟で、桑名藩主であった松平定敬。幕府を守るべく京都所司代を務めたことで、戊辰戦争が始まると「朝敵」とされてし...

2021年09月17日

「歴史のナゼに対する最適解を求める」作家・冲方丁が描いた“平安時代の人間模様”

冲方丁(小説家)

「歴史のナゼに対する最適解を求める」作家・冲方丁が描いた“平安時代の人間模様”

「歴史のナゼに対する最適解を求める」作家・冲方丁が描いた“平安時代の人間模様”

冲方丁(小説家)

ライトノベルのジャンルで華々しくデビューを飾り、SFや歴史小説、ミステリーまで幅広く筆を執っている冲方丁さん。その求道的な創作観は、キャリア25年を迎えた今も進化を止めず前進し続けている。これまでの作家生活...

2021年09月13日

江戸で盛んだった「宅配ビジネス」…その大人気商品とは?

安藤優一郎(歴史家/文学博士)

江戸で盛んだった「宅配ビジネス」…その大人気商品とは?

江戸で盛んだった「宅配ビジネス」…その大人気商品とは?

安藤優一郎(歴史家/文学博士)

(左)「俳優似顔東錦絵」に描かれた、白玉入りの冷や水を持つ男(国立国会図書館蔵) (右)「美盾十二史」に描かれた食事。男性の隣には大きな飯櫃があり、手前の膳にはお椀と漬物の皿が並ぶ(国立国会図書館蔵) コ...

2021年09月06日

難攻不落の金山城と由良氏…上杉、北条、武田の狭間で生き延びた一族

鷹橋忍(作家)

難攻不落の金山城と由良氏…上杉、北条、武田の狭間で生き延びた一族

難攻不落の金山城と由良氏…上杉、北条、武田の狭間で生き延びた一族

鷹橋忍(作家)

金山城から太田市街を望む(写真:清之介) 堅固な守りでたびたび大軍を退け、巧みな外交術で生き残る──。上杉、北条、武田という大国が鎬を削る関東で、確かな存在感を示した名城と一族がある。金山城と城主・由良氏...

2021年08月19日

別府温泉「繁盛の立役者・油屋熊八」...どん底も味わったアイデアマンの破天荒な人物像

植松三十里(小説家)

別府温泉「繁盛の立役者・油屋熊八」...どん底も味わったアイデアマンの破天荒な人物像

別府温泉「繁盛の立役者・油屋熊八」...どん底も味わったアイデアマンの破天荒な人物像

植松三十里(小説家)

これまで歴史に埋もれていた人物や出来事に光を当て、感動的な物語を執筆されてきた植松三十里さん。その新作『万事オーライ』は、別府温泉を日本有数の観光地へと変貌させた立役者である油屋熊八が主人公だ。この破天荒...

2021年08月16日

長岡城を奪還せよ!河井継之助が激闘の果てに見たものとは

秋山香乃(作家)

長岡城を奪還せよ!河井継之助が激闘の果てに見たものとは

長岡城を奪還せよ!河井継之助が激闘の果てに見たものとは

秋山香乃(作家)

戊辰戦争の中でも、激戦が繰り広げられたことで知られる「北越戦争」。その戦いを主導していたのは、長岡藩の河井継之助だった。しかし、奥羽越列藩同盟の最前線にあたる越後長岡城は、新政府軍の奇襲により占領されてし...

2021年08月14日

太平洋戦争は避けられなかったのか?「日米開戦もやむなし」に至らせた“極秘会議”とは

半藤一利(作家)

太平洋戦争は避けられなかったのか?「日米開戦もやむなし」に至らせた“極秘会議”とは

太平洋戦争は避けられなかったのか?「日米開戦もやむなし」に至らせた“極秘会議”とは

半藤一利(作家)

『昭和史』や『日本のいちばん長い日』など、数々のベストセラーを遺した昭和史研究の第一人者・半藤一利氏が、最後に日本人に伝え残したかったこととは――。太平洋戦争下での軍人たちの発言や、流行したスローガンなど、...

2021年08月12日

「近衛声明」直前まで涙の訴え...“日中戦争”を止めようとした陸軍中将の実像

岩井秀一郎(歴史研究家)

「近衛声明」直前まで涙の訴え...“日中戦争”を止めようとした陸軍中将の実像

「近衛声明」直前まで涙の訴え...“日中戦争”を止めようとした陸軍中将の実像

岩井秀一郎(歴史研究家)

戦前に開催予定だった東京オリンピックは、日中戦争の最中で中止となった。 なぜ、日中戦争は泥沼化したのか。その背景には、両国の衝突を生んだ構図や、日本軍の戦略的な問題点など様々な要因があるが、ここでは、...

2021年08月11日

ガダルカナル島で大敗した日本軍…生還者が語った「この世の地獄」

早坂隆(ノンフィクション作家)

ガダルカナル島で大敗した日本軍…生還者が語った「この世の地獄」

ガダルカナル島で大敗した日本軍…生還者が語った「この世の地獄」

早坂隆(ノンフィクション作家)

「逐次戦闘加入」という下策によって、日本陸軍が米軍の迎撃の前に敗退を重ねたガダルカナルの戦い。「この世の地獄」というべき戦いの実相はいかなるものだったのか――。 ※本稿は、歴史街道編集部編『日本陸海軍、...

2021年08月09日

最後まで負けを認められなかった日本軍...「マリアナ沖海戦」大敗の3つの理由

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

最後まで負けを認められなかった日本軍...「マリアナ沖海戦」大敗の3つの理由

最後まで負けを認められなかった日本軍...「マリアナ沖海戦」大敗の3つの理由

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

太平洋戦争の最後の決戦といっても過言ではない「マリアナ沖海戦」。日本海軍はなぜ敗れたのか。そしてこの戦いは、その後の日米戦争にどんな影響を与えたのか─。 ※本稿は、歴史街道編集部編『日本陸海軍、失敗の研...

2021年08月06日

「俺たちがいたことをみんなに…」若くして散った回天制空隊パイロットからの言葉

安部龍太郎(作家)

「俺たちがいたことをみんなに…」若くして散った回天制空隊パイロットからの言葉

「俺たちがいたことをみんなに…」若くして散った回天制空隊パイロットからの言葉

安部龍太郎(作家)

左が佐藤亨伍長(写真提供:筑前町立大刀洗平和記念館) 昭和20年、重要拠点ゆえにB29に爆撃され、壊滅的被害を受けた福岡県大刀洗飛行場――国民学校を卒業したばかりの15歳の少年たちは、この地で即製され、ある者は整...

2021年08月06日

知覧から出撃した特攻隊員の「一冊のノート」が語りかけるもの

安部龍太郎(作家)

知覧から出撃した特攻隊員の「一冊のノート」が語りかけるもの

知覧から出撃した特攻隊員の「一冊のノート」が語りかけるもの

安部龍太郎(作家)

博多湾から引き揚げられた97式戦闘機(写真提供:筑前町立大刀洗平和記念館) 大正8年(1919)、日本は対米戦争を見据え、大々的に戦闘機の生産にかかるため、福岡県に東洋一の規模を誇る「大刀洗飛行場」を建設する。...

2021年08月05日

硫黄島に救援が来なくても…「太平洋の防波堤」になった男たち

半藤一利(作家)

硫黄島に救援が来なくても…「太平洋の防波堤」になった男たち

硫黄島に救援が来なくても…「太平洋の防波堤」になった男たち

半藤一利(作家)

『昭和史』や『日本のいちばん長い日』など、数々のベストセラーを遺した昭和史研究の第一人者・半藤一利氏が、最後に日本人に伝え残したかったこととは――。太平洋戦争下での軍人たちの発言や、流行したスローガンなど、...

2021年08月01日

東洋一の規模を誇った大刀洗飛行場跡…少年飛行兵の一冊のノートが語りかけるもの

安部龍太郎(作家)

東洋一の規模を誇った大刀洗飛行場跡…少年飛行兵の一冊のノートが語りかけるもの

東洋一の規模を誇った大刀洗飛行場跡…少年飛行兵の一冊のノートが語りかけるもの

安部龍太郎(作家)

博多湾から引き揚げられた97式戦闘機(写真提供:筑前町立大刀洗平和記念館) かつて「東洋一」と謳われた陸軍の飛行場が、福岡県にあった。大正8年(1919)に建設され、多くの若者が戦場へと飛び立った大刀洗飛行場で...

2021年07月29日

19世紀で人口“4億人超”…資源にあふれた中国が「近代化に遅れた」理由

宇山卓栄(著作家)

19世紀で人口“4億人超”…資源にあふれた中国が「近代化に遅れた」理由

19世紀で人口“4億人超”…資源にあふれた中国が「近代化に遅れた」理由

宇山卓栄(著作家)

どんな国においても、分岐点が存在する。いかにしてその国は出来て、発展したのか。今回は米中対立でその動向が注目される中国を取り上げ、「国家台頭」と「近代化」の時について解説しよう。 ※本稿は、『歴史街道...