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本誌関連記事

2018年12月18日

日米開戦を「近衛総理に一任」した及川古志郎海相を、元・海軍中堅幹部はどう評価するのか

海軍反省会

日米開戦を「近衛総理に一任」した及川古志郎海相を、元・海軍中堅幹部はどう評価するのか

日米開戦を「近衛総理に一任」した及川古志郎海相を、元・海軍中堅幹部はどう評価するのか

海軍反省会

海軍大将・及川古志郎   海軍大将 及川古志郎(おいかわこしろう)の海軍大臣時代の評価のあり方について、第66回海軍反省会で、怒声混じりの大議論が繰り広げられた。 及川は第二次、第三次近衛文麿内閣...

2018年12月17日

松永久秀、別所長治、荒木村重…「信長を裏切った男たちの誤算」

垣根涼介(作家)

松永久秀、別所長治、荒木村重…「信長を裏切った男たちの誤算」

松永久秀、別所長治、荒木村重…「信長を裏切った男たちの誤算」

垣根涼介(作家)

松永久秀の居城となった信貴山城跡 (奈良県生駒郡平群町) 織田信長ほど、家臣に裏切られ続けた武将も珍しい。しかし明智光秀以外の裏切りは、いずれも失敗に終わっている。それは、なぜなのか──。信長を裏切り、...

2018年12月11日

三方原の戦い~いちばんの敵は味方だった !? 家康を大敗させたダメ家臣団

河合敦(歴史作家/多摩大学客員教授)

三方原の戦い~いちばんの敵は味方だった !? 家康を大敗させたダメ家臣団

三方原の戦い~いちばんの敵は味方だった !? 家康を大敗させたダメ家臣団

河合敦(歴史作家/多摩大学客員教授)

  三河武士団は、家康に心服していなかった! 武田信玄が侵攻してきた三方原の戦いで、いったいなぜ徳川家康は負けることを承知で浜松城から出撃したのだろうか―。 巷説では、同盟者の信長に対す...

2018年12月07日

山本五十六はほんとうに「戦艦無用論者」だったのか?~元・海軍中堅幹部たちが語る

海軍反省会

山本五十六はほんとうに「戦艦無用論者」だったのか?~元・海軍中堅幹部たちが語る

山本五十六はほんとうに「戦艦無用論者」だったのか?~元・海軍中堅幹部たちが語る

海軍反省会

  山本五十六は戦艦無用論者だったのか?  第29回海軍反省会  昭和57年3月8日開催  太平洋戦争の開戦劈頭、日本海軍は、真珠湾攻撃によりアメリカの戦艦複数に大打撃を与え、また、マレー沖海...

2018年12月05日

真珠湾攻撃は失敗だった?~元・海軍中堅幹部たちの述懐

海軍反省会

真珠湾攻撃は失敗だった?~元・海軍中堅幹部たちの述懐

真珠湾攻撃は失敗だった?~元・海軍中堅幹部たちの述懐

海軍反省会

現在の真珠湾 1941年12月8日、山本五十六大将の率いる日本海軍連合艦隊は、ハワイ、オアフ島の真珠湾米海軍基地を空襲し、太平洋戦争の火蓋を切った。当時の海軍戦力の主力であった戦艦に大打撃を与えたこの作戦は、日...

2018年12月02日

西郷隆盛の名言~南洲翁遺訓に学ぶ「リーダーの心得」

童門冬ニ(作家)

西郷隆盛の名言~南洲翁遺訓に学ぶ「リーダーの心得」

西郷隆盛の名言~南洲翁遺訓に学ぶ「リーダーの心得」

童門冬ニ(作家)

英雄とか、英傑とかいわれた人たちは、よく言行録を残しているが、西郷隆盛の場合にはそれがない。福沢諭吉や勝海舟など同時代人が、膨大な自伝とか、言行録を書いたにもかかわらず、西郷はけっしてそういうものを残さな...

2018年11月29日

メディアが決して伝えない「世界からみた日本」

早坂隆(ノンフィクション作家)

メディアが決して伝えない「世界からみた日本」

メディアが決して伝えない「世界からみた日本」

早坂隆(ノンフィクション作家)

  「日本か。素晴らしい国なんだろうな。まるで夢の国みたいだ。行ってみたいけど、僕には一生、絶対に無理だな。世界は不公平だね」  ノンフィクション作家の早坂隆氏はかつて滞在したルーマニアで、ある...

2018年11月22日

島左近~想定外の連続!関ケ原。それでも戦人は諦めなかった

谷津矢車(作家)

島左近~想定外の連続!関ケ原。それでも戦人は諦めなかった

島左近~想定外の連続!関ケ原。それでも戦人は諦めなかった

谷津矢車(作家)

  「なぜこうもうまく行かぬのだ、この戦は」 笹尾山の帷幄で苛立つ石田三成を前にして、島左近は諭すように語る。 「それが戦の常というものでございましょうよ」 生まれながらの戦人は、最期...

2018年11月15日

海軍反省会ー当時の中堅幹部が語り合った400時間の記録

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

 海軍反省会ー当時の中堅幹部が語り合った400時間の記録

海軍反省会ー当時の中堅幹部が語り合った400時間の記録

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

昭和16年(1941)12月、開戦を目前にした軍令部1部幹部。前列左より、第1課長富岡定俊大佐、宣仁親王中佐(高松宮)、第1部長福留繁少将、神重徳大佐(先任参謀)。後列左より、中野政知中佐(軍令部出仕)、内田...

2018年11月14日

ナポレオン・ボナパルトに学ぶ「最強の教訓」~好機の神に後髪なし!

神野正史(河合塾世界史講師)

ナポレオン・ボナパルトに学ぶ「最強の教訓」~好機の神に後髪なし!

ナポレオン・ボナパルトに学ぶ「最強の教訓」~好機の神に後髪なし!

神野正史(河合塾世界史講師)

ナポレオン・ボナパルト。 革命期フランスの軍人・政治家。 裸一貫で身を起こし、フランス第一帝政の皇帝に即位する。 18世紀の末、混迷を窮めたフランスに彗星の如く現れ、あっという間にフランスをま...

2018年11月08日

ビスマルクに学ぶ最強の教訓~戦術と戦略を見極めよ

神野正史(河合塾世界史講師)

ビスマルクに学ぶ最強の教訓~戦術と戦略を見極めよ

ビスマルクに学ぶ最強の教訓~戦術と戦略を見極めよ

神野正史(河合塾世界史講師)

オットー・ビスマルク 永きにわたって分裂状態が続いていたドイツを統一に導いた名宰相。明治の政治家からも尊崇を受けた傑物。 (イラスト いのうえもえ)   偉大なる名宰相、オットー・フォン...

2018年11月06日

松田憲秀~小田原評定を主人の北条氏直とともに演出したナンバー2

童門冬二(作家)

松田憲秀~小田原評定を主人の北条氏直とともに演出したナンバー2

松田憲秀~小田原評定を主人の北条氏直とともに演出したナンバー2

童門冬二(作家)

※本記事は、童門冬二著『名補佐役の条件』より一部を抜粋編集したものです。   豊臣秀吉の小田原攻め 天正15年(1587)7月14日、豊臣秀吉は九州を平定した。そして大坂に凱旋した。 九州の雄...

2018年10月31日

明石掃部~主・宇喜多秀家を守るために。キリシタン武将の覚悟

鈴木英治(作家)

明石掃部~主・宇喜多秀家を守るために。キリシタン武将の覚悟

明石掃部~主・宇喜多秀家を守るために。キリシタン武将の覚悟

鈴木英治(作家)

小早川秀秋は裏切るのではないか…。 宇喜多秀家軍を指揮する明石掃部は、戦の先行きに不安を抱いた。──それでも、我らが押しまくれば、さすがに寝返りをためらうにちがいない。キリシタン武将は存分に戦うこ...

2018年10月26日

西郷隆盛と大久保利通、それぞれのリーダーシップ

童門冬二(作家)

西郷隆盛と大久保利通、それぞれのリーダーシップ

西郷隆盛と大久保利通、それぞれのリーダーシップ

童門冬二(作家)

西郷自身が語る大久保との差 好敵手(ライバル)という言葉がある。ライバルとは敵であると同時に、かけがえのない味方でもある。西郷隆盛にとっての最大のライバルは、もちろん大久保利通である。西郷は、大久保を...

2018年10月24日

本多正信と壁書十箇条~徳川幕府の基礎を築いた、家康の経営派ナンバー2

童門冬ニ(作家)

本多正信と壁書十箇条~徳川幕府の基礎を築いた、家康の経営派ナンバー2

本多正信と壁書十箇条~徳川幕府の基礎を築いた、家康の経営派ナンバー2

童門冬ニ(作家)

  戦国派に嫌われた経営派 井伊、本多、酒井、榊原の四人を「徳川四天王」と呼ぶ。そのひとり、榊原康政が慶長11年(1606)5月に癌にかかったときいて、徳川家康が見舞いの使いをよこした。が、普通なら、...

2018年10月23日

ローマ vs. カルタゴ ポエニ戦争はアレクサンドロスの跡目争いだった

佐藤賢一(作家)

ローマ vs. カルタゴ ポエニ戦争はアレクサンドロスの跡目争いだった

ローマ vs. カルタゴ ポエニ戦争はアレクサンドロスの跡目争いだった

佐藤賢一(作家)

  ローマ対カルタゴ、世界史の主役をかけた戦い 前338年、マケドニアがカイロネイアの戦いに勝ち、コリントス同盟を通じてギリシアを統一した頃ですね。ローマは周辺都市を屈服させて、ラティウム地方とい...

2018年10月21日

天下で恐ろしい人物、それは横井小楠と西郷南洲だ~勝海舟の人生訓

童門冬ニ(作家)

天下で恐ろしい人物、それは横井小楠と西郷南洲だ~勝海舟の人生訓

天下で恐ろしい人物、それは横井小楠と西郷南洲だ~勝海舟の人生訓

童門冬ニ(作家)

勝海舟   流れにのりながら自己を確立した横井小楠 ものごとは機に臨み、変に応じて処置せよ。 これは勝海舟の言葉ではない。横井小楠の言った言葉を彼が引用している。 「今まで会った人間...