歴史街道 » 本誌関連記事

本誌関連記事

2021年01月03日

ペルシアvs.ギリシャに始まり、現代に続く覇権争い…貿易戦争の世界史

宇山卓栄(著述家)

ペルシアvs.ギリシャに始まり、現代に続く覇権争い…貿易戦争の世界史

ペルシアvs.ギリシャに始まり、現代に続く覇権争い…貿易戦争の世界史

宇山卓栄(著述家)

ペルシャ帝国の都・ペルセポリスの遺跡 昨今のアメリカと中国との"貿易戦争"──。それは経済的な問題にとどまらない、覇権をかけた政治的生き残りの決戦である。しかしこうした貿易を巡る争いは歴史上、目新...

2021年01月03日

太宰治も自説を展開…2022年大河主役・北条義時の人物像とは?

末國善己(文芸評論家)

太宰治も自説を展開…2022年大河主役・北条義時の人物像とは?

太宰治も自説を展開…2022年大河主役・北条義時の人物像とは?

末國善己(文芸評論家)

北條寺(伊豆の国市) 2022年のNHK大河ドラマが、三谷幸喜の脚本で、鎌倉幕府を盤石にした二代執権・北条義時を描く『鎌倉殿の13人』に決まり、豪華キャスト陣が早くも話題となっている。 鎌倉幕府の執権とな...

2021年01月01日

西郷隆盛、坂本龍馬も愛読…『言志四録』が教える“不安のしずめ方”

長尾剛(作家)

西郷隆盛、坂本龍馬も愛読…『言志四録』が教える“不安のしずめ方”

西郷隆盛、坂本龍馬も愛読…『言志四録』が教える“不安のしずめ方”

長尾剛(作家)

かの西郷隆盛が愛読したことで知られる『言志四録』は、少し敷居が高い古典と思っている人も多いのでは。しかしそのイメージとは裏腹に、現代人の不安な心を、ふわりと軽くしてくれる言葉が、数多く記されているのだ。 ...

2020年12月30日

能登・七尾城 ~"軍神"上杉謙信をうならせた難攻不落の堅城

鷹橋忍(作家)

能登・七尾城 ~"軍神"上杉謙信をうならせた難攻不落の堅城

能登・七尾城 ~"軍神"上杉謙信をうならせた難攻不落の堅城

鷹橋忍(作家)

七尾城本丸跡(石川県七尾市) 天正4年(1576)、織田信長との対決を決意した上杉謙信の前に、難攻不落の城が立ちはだかった。能登の七尾城である。 攻城戦は約1年の長きにわたり、信長の援軍派遣により、事態は...

2020年12月28日

周瑜は『演義』で不当に貶められている?…孔明・劉備とあの武将たちとの関係

鷹橋忍(作家)

周瑜は『演義』で不当に貶められている?…孔明・劉備とあの武将たちとの関係

周瑜は『演義』で不当に貶められている?…孔明・劉備とあの武将たちとの関係

鷹橋忍(作家)

映画『新解釈・三國志』では、劉備や諸葛孔明だけでなく、豪華な脇役たちも話題となっている。ここでは、劉備を支えた家臣たち、その好敵手など、二人をめぐる男たちを、正史と虚構の違いにも焦点を当てつつ、紹介しよう...

2020年12月24日

品野城・河野島・明知城…織田軍はこんなにも敗北を喫していた

楠戸義昭(歴史作家)

品野城・河野島・明知城…織田軍はこんなにも敗北を喫していた

品野城・河野島・明知城…織田軍はこんなにも敗北を喫していた

楠戸義昭(歴史作家)

岩村城跡に残る石垣。岩村城は明治維新後に廃城とされるまで存続していた(岐阜県恵那市) 浅井・朝倉や本願寺との戦いで、時に敗れ、時に絶体絶命の窮地に陥ったこともあったが、織田信長はそれ以外でも、数多くの戦...

2020年12月24日

実は劉備は孔明を信用していなかった?…三国志の伝説的「名君と名軍師」の実像

渡邉義浩(早稲田大学理事・教授/早稲田佐賀学園理事長)

実は劉備は孔明を信用していなかった?…三国志の伝説的「名君と名軍師」の実像

実は劉備は孔明を信用していなかった?…三国志の伝説的「名君と名軍師」の実像

渡邉義浩(早稲田大学理事・教授/早稲田佐賀学園理事長)

中国・四川省、成都武侯祠の孔明像。蜀の君主である劉備も祀られている。 映画「新解釈・三國志」が公開され、話題となっている。その主人公である劉備と、軍師の諸葛孔明は、史上屈指の「理想の主従」として語られて...

2020年12月19日

鎌倉幕府の内部で巻き起こった壮絶な「権力闘争」…引き金となった13人

坂井孝一(創価大学文学部教授)

鎌倉幕府の内部で巻き起こった壮絶な「権力闘争」…引き金となった13人

鎌倉幕府の内部で巻き起こった壮絶な「権力闘争」…引き金となった13人

坂井孝一(創価大学文学部教授)

梶原景時終焉の地・梶原景時親子供養塔(梶原山公園・静岡市清水区)   日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。 その断絶に...

2020年12月18日

傀儡か賢君か…最後の源氏将軍・源実朝の「知られざる実像」

坂井孝一(創価大学文学部教授)

傀儡か賢君か…最後の源氏将軍・源実朝の「知られざる実像」

傀儡か賢君か…最後の源氏将軍・源実朝の「知られざる実像」

坂井孝一(創価大学文学部教授)

源実朝公御首塚(神奈川県秦野市) 日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。 その断絶に至るまでの幕府内の権力闘争の歴史を描いた1冊、坂...

2020年12月16日

将軍を暗殺した男・公暁は、なぜ凶行に至ったのか

坂井孝一(創価大学文学部教授)

将軍を暗殺した男・公暁は、なぜ凶行に至ったのか

将軍を暗殺した男・公暁は、なぜ凶行に至ったのか

坂井孝一(創価大学文学部教授)

鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市) 日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。 その断絶に至るまでの幕府内の権力闘争の歴史を描いた1冊、坂井...

2020年12月15日

「闘将」山口多聞はいかにして生まれたか

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

「闘将」山口多聞はいかにして生まれたか

「闘将」山口多聞はいかにして生まれたか

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

(写真提供:HPS) 「もしも山口多聞が機動部隊を指揮していたなら……」強大な米英海軍と戦わざるを得なかった昭和の日本海軍で、最後まで「見敵必戦」の姿勢を貫き、数々の果断を示したのが、海軍少将・...

2020年11月25日

金ヶ崎の退き口~朝倉義景の猛攻で信長は「生涯最大のピンチ」に

吉川永青(作家)

金ヶ崎の退き口~朝倉義景の猛攻で信長は「生涯最大のピンチ」に

金ヶ崎の退き口~朝倉義景の猛攻で信長は「生涯最大のピンチ」に

吉川永青(作家)

金ヶ崎城址遠景 織田信長にとっての生涯最大のピンチ「金ヶ崎の退き口」。それを演出したのが、越前・朝倉義景である。 朝倉は、いかにして信長を危機に陥れたのか。対する信長は、どうやって脱することができた...

2020年11月21日

これだけは押さえておきたい「日米中の歩み」

河合敦(歴史作家/多摩大学客員教授)

これだけは押さえておきたい「日米中の歩み」

これだけは押さえておきたい「日米中の歩み」

河合敦(歴史作家/多摩大学客員教授)

アメリカ大統領選挙の動向を受け、日本、アメリカ、中国のこれからの関係に関心を持つ方は多いことだろう。実際、近現代史においても、日米中の三国関係は一様ではなく、時に接近し、時に対立するなど、時代とともに変化...

2020年10月22日

米英と並び「世界三大海軍国」と賞された日本海軍は、なぜ太平洋戦争で負けたのか

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

米英と並び「世界三大海軍国」と賞された日本海軍は、なぜ太平洋戦争で負けたのか

米英と並び「世界三大海軍国」と賞された日本海軍は、なぜ太平洋戦争で負けたのか

戸高一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長)

日清・日露戦争で勝利し、米英に並ぶ「世界三大海軍国」となったが、第二次世界大戦では完膚なきまでに敗れた日本海軍。昭和の海軍は、それまでと何が違ったのか。その実力を組織、教育、技術の面から検証するとともに、...

2020年09月30日

意外と負けていた…織田信長の「敗北3パターン」

安部龍太郎(作家)

意外と負けていた…織田信長の「敗北3パターン」

意外と負けていた…織田信長の「敗北3パターン」

安部龍太郎(作家)

天下統一へと邁進した織田信長だが、その道のりは平坦なものではなく幾つもの敗北や裏切りに遭ってきたという。 信長の敗戦は大きく3つのパターンに分けられると語る直木賞作家・安部龍太郎氏が、敗れた戦いの性質...

2020年09月29日

今さら他人に聞けない「アメリカの黒人」の歴史

上杉忍(横浜市立大学名誉教授)

今さら他人に聞けない「アメリカの黒人」の歴史

今さら他人に聞けない「アメリカの黒人」の歴史

上杉忍(横浜市立大学名誉教授)

16世紀、カリブ海域を征服したスペインは、アフリカ大陸から黒人奴隷を連行、この地におけるプランテーション(単一作物の大規模農園)の労働力として使役し始めた。 その後、オランダ・イギリス・フランスなどが参...