社長になってもらいたい歴史上の人物は？ランキング

安定した会社で働きたい

第３位の徳川家康は「上司」の第五位からランクアップ。約260年続いた江戸幕府の礎を築いたことから、「長く続くしっかりとした会社を作ってくれそう」（30代、女性）など、安定した会社を期待する声が。経営を担う「社長」のランキングで順位が上がったのも納得です。

第四位は、人たらし・豊臣秀吉。「役員、幹部クラスの意識改革が必要なため、秀吉特有の人たらしで幹部たちの意識改革ができると思います」（50代、男性）という、ユニークなコメントも。

続く第５位は、思わず「え？」と言葉を漏らしてしまった、聖徳太子！　多くは「人の意見をしっかり聞いてくれそう」ということでしたが、憲法十七条の「和を以て貴しと為す」を実践してほしい、などの意見もありました。
 

社員に目を向けてくれる人物を！

「上司」では第２位だった西郷隆盛ですが、「社長」では第６位という結果に。「人間味にあふれ、部下に寄り添ってくれそう」といった意見が集まりましたが、社長としては少し物足りないのでしょうか。

第７位は同率で二人。上杉鷹山は、「米沢藩を見事に再生させた手腕は素晴らしく、会社経営も難なくこなしてくれそう」（40代、男性）など、その偉業が評価されましたが、「立て直す」ことが前提の意見の多さに、何とも複雑な思いがします……。

一方、福沢諭吉は、社員への平等な扱いを期待する意見が大半を占めました。

その後には、人材活用に優れた武田信玄が第9位、先見の明がある黒田孝高 （官兵衛）と、享保の改革を実施し、目安箱を設置した徳川吉宗が同率で第10位と続く結果に。

ここからは、興味深い意見をまとめて紹介します。

▼渋沢栄一「あれだけ多くの有名企業の設立を成功させた人物。会社経営がうまくいくイメージしかわきません」（50代、男性）
▼保科正之「会社を長く安定的に運用してくれそう。人柄も良いので働きやすい仕組みや環境を整えてくれそうだから」（30代、女性）
▼井伊直弼「会社発展の為に、社員にとっては耳が痛い方針・改革を自らが嫌われてでも行なってくれそうなので」（20代、男性）

近年、労働環境の改善が話題になっているため、旧体制を壊す「革命児」が多数ランクインするかと予想しましたが、「社員の意見に耳を傾けてくれるから」という意見の多さに驚きました。たしかに、現場の意見を踏まえた改革でなければ、成功は難しいですね。改革の意味を、改めて考えさせられる結果となりました。今回もたくさんのご投稿、ありがとうございました！