2019年08月02日 公開
2022年07月27日 更新
2014年1月号の「上司にしたい歴史上の人物」ランキングでは、第1位が織田信長、同率第2位が坂本龍馬と西郷隆盛でした。果たして、「上司」と「社長」では求める人物像が変わるのか──それでは、今回の結果を細かく見ていきましょう。
社長に就いてほしい人物というのは、大きく二つのタイプに分けることができると思います。強力なリーダーシップで社員を導く人物と、部下を信頼して仕事を任せる人物。もちろん、どちらにもなれる社長が理想ではありますが、それはなかなか難しいのでは。将来も見据え、会社に必要なのはどちらのタイプか……簡単に答えは出せそうにありませんね。
「上司にしたい人物」では信長に後れを取りましたが、今回の「社長」では坂本龍馬に軍配が上がり、第1位に輝きました。選んだ理由には、「社長に求められる『先見性』『行動力』『人としての魅力』が、全てあてはまる」(60代、男性)や「世界との貿易に目を向けたグローバルな人物だから」(40代、女性)などのほか、「従業員の意見を聞きつつ、改革をしてくれそう」というものもありました。
僅差で惜しくも第2位となってしまった織田信長には、「有能な人が身分にかかわらず出世できる」(30代、女性)と「これまでの価値観と違うところから、働き方改革を行なってくれそう」(50代、男性)といった点を評価する意見が大多数。しかし本音では、「リーダーシップがあり、色々なことがトップダウンで決まりそう。ただ、自分の上司にはしたくない」(30代、男性)という人も、実は多いのではないでしょうか(笑)。
どのランキングでも人気の二人が1位・2位となりました。確かに二人とも「改革」はしてくれそうですが、その代わりに部下の残業時間は多くなりそうな気が……。悩ましい問題です(笑)。
更新:11月23日 00:05