2018年09月20日 公開
2022年07月27日 更新
「好きな新選組隊士」というわけではないのですが、NHK大河ドラマ「新選組!」の、大倉孝二さん演じる河合耆三郎の切腹の回が印象深く、今でも新選組と聞くとあの映像が思い浮かびます(苦笑)。
そんなこともあり、今回、河合の順位を秘かに楽しみにしていたのですが、残念ながら1票しか入らず、ランキング外でした…。
日本史上の「ナンバーワンイケメン」に続き「好きな新選組隊士」でも、副長・土方歳三が見事第1位に輝きました。「イケメンだから」や、司馬遼太郎の『燃えよ剣』で好きになった、という意見が目立ちましたが、やはり最も多かったのは「誰よりも武士らしく、最後まで信念を貫いた」(50代、男性)などの、揺るぎない信念を胸に戦い抜いた、その生き様を評価する声でした。また、土方については他の隊士と比べ、コメントに「惚れた」という言葉が圧倒的に多かったです。
第2位は、「天才剣士」として知られる一番組頭・沖田総司。小説・漫画などの作品に描かれた姿が好きとの意見や、「剣が強いことと、若くして死んだというところにストーリー性を感じる」(20代、女性)といった「夭折の天才剣士」という点を挙げる方が多く見受けられました。そのほか「新選組といえば沖田。沖田といえば新選組。(新選組の)代名詞だと思うから」(40代、男性)といった熱いコメントも。
続く第3位は、新選組を語る上では欠かせない、局長の近藤勇。香取慎吾さんが近藤を演じた、NHK大河ドラマ「新選組!」の人気が大きく影響した一方で、「個性派揃いの集団をまとめるのは、近藤勇にしかできなかったと思う」(30代、男性)など、組織を率いた統率力を評価する声も多く届きました。
やはりトップ3には、新選組を代表するこの3人が並びました。編集部では土方の圧勝かと予想していましたが、沖田もあと一歩、という得票率でした。いつか順位が逆転する日が来るのか…楽しみですね。
第4位には、漫画『るろうに剣心』の影響もあり、大正まで生きた数少ない隊士の1人、斎藤一がランクイン。作品で描かれるクールな人物像が挙がったほか、「長生きしているので、まだまだエピソードなどが出てくる余地がありそう」(40代、女性)というコメントもありました。
そして、同じく大正まで生きた永倉新八が第5位に。新選組最強の剣士であるほか、「彼の地道な名誉回復活動がなかったら、今日新選組が大きく取り上げられることはなかった」という、回顧録『新撰組顚末記』など、晩年まで新選組を誇りに思っていた姿に心揺さぶられた方も…。
続く第6位には温厚で親切な人物であったと伝わる山南敬助。第7位には美男子と伝わるほか、切腹騒ぎを起こすなどの逸話が残る原田左之助がランクイン。ここまでは、近藤を支えた隊士たちが並びました。
第8位は同率で4名。まずは、壬生浪士組(のちの新選組)の筆頭局長・芹沢鴨。次に、新選組から御陵衛士となり、のちに油小路の変で粛清された伊東甲子太郎と藤堂平助。そして「美男五人衆」の1人、楠小十郎。楠に関しては、全てのコメントが「男前だから」でした。8位には、偶然にも粛清された面々の名前が並ぶ結果に…。
そのほか、興味深い意見をまとめて紹介します。
▼相馬主計「新選組最後の隊長として、明治まで戦い続けた生き方」(20代、女性)
▼吉村貫一郎「史実とは異なる点があるだろうが、『壬生義士伝』での印象が強く残っているため」(20代、男性)
▼河合耆三郎「勘定方で地味な印象ですが、こういう人が新選組を支えていたんだと思う」(30代、女性)
コメントはご紹介できませんでしたが、ほかにも山崎丞、井上源三郎、島田魁、篠原泰之進、加々爪勝太郎といった名前が挙がりました。脇本陣初の新選組ランキング、いかがでしたでしょうか。今回もたくさんのご投稿を、ありがとうございました。
更新:12月10日 00:05