2021年12月11日 公開
戦後の混乱する日本経済の危機を乗り越えるべく奔走した、渋沢敬三らを描いた長編小説、「万(ばん)、已(や)むを得ず」が『歴史街道』にて連載中です。
渋沢栄一の孫として生まれ、生物学の道へ進むことを望むも、父の廃嫡により、若くして栄一の後継者となった敬三。
彼の葛藤と成長、その歩みはいかなるものだったのか。
日本経済が危機に直面する中、敬三らはどのように立ち向かっていったのか――。
金融業界をグローバルな視点から活写し、経済を軸に近現代と斬り結んできた幸田真音が描く、長編小説です。
昭和26年(1951)生まれ。米国系投資銀行でディーラー、外国債券セールスの経験を経て、平成7年(1995)、『小説ヘッジファンド』で作家に。平成12年(2000)に発表した『日本国債』は、日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。平成26年(2014)、『天祐なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。
更新:12月13日 00:05