2020年10月01日 公開
2023年01月01日 更新
あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。
くじ引きの結果、第16回は、どこの県の誰なのか。
執筆者は、「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞にノミネート、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得、『じんかん』が山田風太郎賞を受賞するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
この動画は、第16回のくじ引きを撮影したものです。
岐阜県はかつての美濃・飛騨にあたります。
戦国時代の岐阜県で活躍した武将といえば、大河ドラマ「麒麟がくる」で話題となった、美濃の斎藤道三を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
もともと美濃の地は、平安時代後期より源経基の子孫である美濃源氏が勢力を伸ばし、その流れをくむ土岐氏によって長年治められてきました。
ところが天文11年 (1542)、土岐頼芸を斎藤道三が追放し、美濃を掌握します。その後、道三は息子である義龍と争い、長良川で敗死しました。
この時の戦で初陣を果たしたのが、連載第16回の主人公・竹中半兵衛です。
半兵衛は道三側として戦いましたが、のちに義龍の家臣となります。
そして斎藤家が織田信長によって滅ぼされると、今度は織田家に仕えるようになり、羽柴秀吉の軍師として活躍していきます。
連載第16回、物語は半兵衛の初陣から始まります。11月6日(金)発売の「歴史街道」12月号に掲載です。お楽しみに!
更新:11月21日 00:05