2020年05月15日 公開
2022年07月27日 更新
「逆境に強い」とは、どういうことか。様々な意見があると思いますが、「困難の先を見ることができる」という特徴があるのではないでしょうか。〝壁〟を越え、己が何を得たいのか──ランキングに入った人物は、その思いが明確にあったのではないかと、並ぶ名を見て思ってしまいます。時代は違えど、その信念の強さというのは、われわれも見習いたいですね。
今回のお題は、「『逆境に強い』歴史上の人物といえば?」です。もう少し多様な人物が並ぶかと予想しましたが、ランキングは武人、主に戦国武将が大半を占めました。
それぞれ、どんな逆境を打ち破ったのか。それでは、今回の結果を細かく見ていきましょう。
2位以下は10パーセントを切る中、20パーセントもの得票率で見事第1位に輝いたのは、徳川家康でした!
その理由として多く挙げられたのはやはり、「三方ケ原での大敗北、築山事件、本能寺の変後の伊賀越えといった多くの困難を乗り越え、最後は江戸幕府を開いた」(40代、男性)など、幼少期の人質時代から、数多の危機に直面しながらも生き延び、やがて天下を手にしたから、というものでした。たしかに、こうして考えると戦国を代表する「逆境に強い人」ですね。
大きく差を付けられての第2位となったのは、ランキングの人気者、織田信長。しかし、今川の大軍を少数で打ち破った桶狭間の戦いや、「織田包囲網を敷かれるなどしながらも、忍耐と果断な行動で退け、自らの道を前進し続けた」(50代、男性)ということを考えると、逆境への強さは家康に負けていないと言えます。
そして第3位には、低い身分から太閤にまで上り詰めたことが理由に多く挙がった、豊臣秀吉がランクイン。
偶然にも、戦国の三英傑がトップ3に並ぶ結果になりましたね。