2020年02月25日 公開
2023年01月01日 更新
あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。
くじ引きの結果、第8回は、どこの県の誰なのか。
執筆者は、「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞・山田風太郎賞の候補になり、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
この動画は、第8回のくじ引きを撮影したものです。
くじ引きの結果、連載第8回は……広島県!
広島県は、かつての安芸国と、備後国の一部にあたります。
この地域で最も知られている大名といえば、毛利氏。
安芸国における国人の一人であった毛利元就は、西の大内氏、北の尼子氏という大勢力の狭間で生き残り、やがて山陽・山陰10カ国にまで勢力を伸ばしていきます。
そして、毛利元就といえば、「三本の矢」の教えが有名です。
毛利家を継いだ長男・隆元、吉川家を継いだ二男・元春、小早川家を継いだ三男・隆景の三兄弟に、三人が協力することの大切さを訴えたといわれる教えですが、この逸話はどのようにして生まれたのか――。
元就の死後も、吉川元春と小早川隆景は「毛利の両川」として隆元、そしてその息子・輝元を支え、毛利家を隆盛へと導いていきます。
広島県の戦国武将・毛利元就の「三本の矢」を取り上げた連載第8回は、3月6日(金)発売の「歴史街道」4月号に掲載されています。お楽しみに!
更新:12月10日 00:05