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「文武両道」の歴史人物といえば? ランキング

2020年01月01日 公開
2022年07月27日 更新

歴史街道脇本陣

戦国時代の逸材たち

徳川家康

ここからは戦国武将が続きます。「軍配を執った戦いはほとんど負け知らずで、武勇に優れ、文芸を好み、漢詩も高く評価されている」(20代、男性)などの意見が集まった上杉謙信と、天下統一を成して江戸幕府の礎を築いた点が評価された徳川家康が、同率で第4位にランクイン。家康への票では、医学・薬学に造詣が深い点なども挙がりました。

第6位には3人の武将が入りますが、この並びを見て真っ先に浮かんだのは「不穏」という言葉でした(笑)。

まずは、2020年の大河ドラマの主人公である、明智光秀。「公家とも渡り合い、戦でも織田家随一の武勇を誇りました」(30代、女性)など、文の面では幕府・朝廷との交渉役を担った点を挙げた方が多く見られました。

2人目は、軍略に長け、「楽市楽座や、南蛮文化を受け入れた優秀な政治家」(30代、男性)の面もあった、織田信長。

そして3人目は、戦国屈指の文化人・細川幽斎 (藤孝)が入りました。『古今和歌集』の奥義を伝授されるなど、文化人としての功績がよく知られる幽斎ですが、剣豪・塚原卜伝に剣法を学び、弓術は印可を受けるなど、武芸にも秀でた人物でした。また、「関ケ原前哨戦の田辺城籠城戦は有名」(60代、男性)など、1万5000の西軍に対し、500の守備兵で籠城し、約2か月間、西軍を足止めした活躍を挙げる方も。
 

偉業を成し遂げた人々

西郷隆盛

武将らの後には、「維新の三傑」の一人、西郷隆盛が「意見書を出して仕事を獲得していき、ついには薩摩藩のリーダーとして、倒幕に向けて活躍した」(30代、女性)などの意見から第九位に。

再び戦国武将に戻り、「戦に秀でているだけではなく、領国内の政策も素晴らしい」(30代、男性)といった票の集まった、武田信玄が第10位という結果になりました。

ここからは、興味深い意見をまとめて紹介します。

▼木戸孝允(桂小五郎)「剣術の使い手であり、明治維新を成し遂げた大局観も持ち合わせた人物」(30代、男性)
▼足利義輝「政治力の強さ、襲撃された時の対応力が凄い」(10代、女性)
▼嘉納治五郎「英語が話せて柔道も強く、オリンピック招致に尽力した人なので」(50代、女性)

ランクインしたのは戦国と幕末の人物のみ。資料の少ない戦国以前や、「武」を示す機会の少なかった江戸時代の人物は、少し不利だったかもしれませんが、近代の人物も入らなかったのは予想外でした。

ちなみに日本史以外では関羽や曹操、アレクサンドロス大王、ナポレオン1世などの名前が挙がりました。今度は世界史上の人物に絞ってみるのも面白そうですね。今回もたくさんのご投稿、ありがとうございました!

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