2019年09月02日 公開
2022年07月27日 更新
今回のお題、私は陸軍大将・柴五郎に1票。学生時代を通して歴史に苦手意識があったのですが、とあるきっかけで柴五郎を知り、その人生に触れたとき、漠然と「歴史って面白いな」と感じ、歴史好きへと変貌を遂げました(笑)。その後、様々な歴史上の人物に魅力を感じましたが、きっかけの人物がいつまでも「特別」なままなのは、私だけでしょうか?
今回、「きっかけ」が比較的最近だからか、10代、20代の方からの回答がいつもより多くありました。そんな中、70代の方の「子どもの頃に読んだ本で」といった意見が、なんとも印象深かったです。どんなに時間が経っても、何かを好きになったきっかけを覚えているというのは、素敵なことですね。それでは、結果を細かく見ていきましょう。
今回は票が割れ、2位でさえ10パーセントを切る中、圧倒的な得票率で見事第1位に輝いたのは、織田信長でした! その人物像や生き様に惹かれた方のほか、大河ドラマ「国盗り物語」などの映像作品、『信長協奏曲』などの漫画作品、そのほか小説・ゲームから好きになった方など、信長が主要人物である作品の多さが、大きく順位に影響しました。多くの人を魅了した信長……「人たらし」の呼び名は、秀吉から信長に変えても良いのかもしれませんね(笑)。
水をあけられてしまった第2位は、坂本龍馬。「『竜馬がゆく』を学校の図書館で読んでから。物語と現在が繫がった感じがした」(30代、男性)など、やはり司馬遼太郎の小説から歴史が好きになった、という方が大多数。それ以外にも漫画『お〜い!竜馬』や大河ドラマも挙がりました。
信長の圧勝ぶりは予想外だったのではないでしょうか。登場する作品数の違いもあると思いますが、龍馬より「授業で先に習う」ことも大きな強みなのかもしれません。
第3位は、意外にも豊臣秀吉でした。大河ドラマ「秀吉」「おんな太閤記」の影響もありますが、目立ったのが「成り上がって天下を取ったから」(60代、男性)といった意見。手の届かない英雄より、出世していく秀吉の姿に憧れ、歴史に興味を持ち始めた方が多くいました。
更新:11月21日 00:05