2019年02月06日 公開
2019年02月06日 更新
東京の郷土料理といえば、何を思い浮かべますか。「郷土」という言葉と結びつきにくく感じる土地ですが、あさりを使った深川丼のほか、どじょうやごぼうを醤油・みりん・砂糖で作った割り下(たれ)で煮こみ、卵でとじる柳川鍋、そしてもんじゃ焼きなどがあります。東京観光の際には、こうした郷土料理もぜひ食べてみて下さい。
今月のお題は「冬に食べたい日本の『郷土料理』といえば?」です。
今回はなんと、歴代のお題の中でも、トップ3に入る投票数となりました。「郷土料理」にこれほど高い関心が寄せられていたことは、嬉しい誤算です。それでは、細かく結果を見ていきましょう。
冬の郷土料理ランキングの覇者は、秋田県のきりたんぽ鍋です! 「なんといっても、きりたんぽのモチモチ感がたまりません!」(20代、女性)、「餅とも、すいとんとも違う独特の食感が好き」(60代、女性)など、ご飯をこねて棒につけ、こんがりと焼いた「きりたんぽ」の美味しさを挙げる意見が大多数を占めました。「グツグツと煮立つ鍋からの、比内地鶏出汁の良い香りがたまりません!」(20代、女性)という、秋田出身の方からのコメントも。
そして、「郷土料理と言われたら、きりたんぽ以外はすぐ浮かばない」(40代、男性)といった知名度の高さも、順位に大きく影響しました。
続く第2位は、山梨県などで愛されるほうとう。うどんに似た料理で、太めの麺と南瓜やきのこなどの具が特徴です。「幅広の麺と南瓜が、体を温めてくれるから」(20代、女性)や「根菜をはじめ、野菜がたっぷり入っているので栄養面もばっちり。体もあたたまる」(40代、女性)といった、「冬にもってこいの料理」という理由で、全国の方から票が集まりました。
表彰台に登る最後の一つは、鶏肉を使った鍋・水炊きです。長崎から博多に伝わり、そして各地に広がった郷土料理ですが、そうとは知らずに食している方も多いのではないでしょうか。「冬はシンプルな水炊き鍋が食べたくなります」(40代、男性)や、「締めの雑炊がまた体を温めます!」(20代、女性)という理由のほか、家で簡単に作れるという点を挙げた方も多く見受けられました。
更新:11月21日 00:05