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【歴史街道ランキング】現地で楽しみたい日本の祭りは?

2015年07月30日 公開
2023年01月16日 更新

『歴史街道』編集部

学校も職場も、そろそろ夏休みに入るという方も多いのでは。
とはいえこの暑さでは、とても外に出掛ける気にはなれないでしょうか。

でも暑さから逃げるばかりでなく、むしろ積極的に楽しむ方法もあるはず。

たとえばお祭り。
御神輿、踊り、夜店、花火……いっそ熱気に浸ってしまうのも、気持ちが良いかもしれません。
花火

今日は、月刊「歴史街道」2015年8月号に掲載した、読者ページ「脇本陣」のアンケート結果を拡大版でお送りします。
 

読者約1000人に聞きました!
「現地で楽しみたい日本の祭りは?」

5位から遡ってみましょう。

 

5位 岸和田だんじり祭(大阪府)

https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/danjiri/

9月から始まります!
「交差点を曲がるときにハラハラしてしまうほどのだんじりのスピード感はこの祭りでしか味わえない」
「だんじり以外にも、パレード、灯入れ曳行と、朝6時から22時まで盛りだくさん。様々な雰囲気の内容が楽しめるのにも興味をそそられます」
「荒々しさに惹かれる。やっぱり“祭り”は派手でなくては!」

 

4位 さっぽろ雪まつり(北海道)

http://www.snowfes.com/

夏の祭りではないですが……
「非日常的で幻想的な空間と、1週間ほどしか見られないプレミア感」
「最終日の翌朝、雪像破壊現場での作業員の仕事っぷりが面白いと聞くので、そこも含めて見てみたい」
「彫刻を見ながら飲む甘酒」
「寒いけど、暖かいものが配布されていたり売っていたりでお腹は満たされ、暗くなるとライトアップされ、昼とは違う景色が目で楽しめる。更に氷の滑り台でも遊べる!」
「雪祭りを堪能した後は、さっぽろの街でお腹を満たすのも楽しみのひとつ」

 

3位 阿波おどり(徳島県)

http://www.awaodori.net/

日本三大盆踊り――まさにお盆の時期に開催です。
「やっぱり『同じ阿呆なら踊らにゃそんそん!』と実際に参加したほうが楽しいから」
「過去を脱ぎ捨て馬鹿になってみたいから」
「街中が異様な熱気でつつまれて、すごく一瞬一瞬が幻想的になります。夏の一瞬の夢ですね」
「よくテレビの生中継などで見るのですが、大勢の人が踊る熱気みたいなものは現地で見た方が断然感じられるのだろうな」

 

2位 祗園祭(京都府)

http://kyoto-design.jp/special/gionmatsuri/schedule

祗園

7月いっぱいで終わってしまうのが惜しい!
「神を崇め奉る『祀り』を今に伝える厳粛な儀式。まさに祭本来の姿」
「山鉾巡行のような派手さに目が行きがちだが、本当は、日頃から町家に根付いた祭り」
「長い歴史と、国宝級の芸術品が民間で守り受け継がれ、今もなお形が変わらず続いている」
「祗園祭は7月1日から1カ月続く、超ロングランの祭であり、山鉾巡行のほかにも興味深い行事がたくさんあります」

そして1位は……

 

1位 青森ねぶた祭(青森県)

http://www.nebuta.or.jp/

ねぶた

8月2日から6日間開催! お急ぎください!
「勇壮かつ鮮烈な色彩の飾りねぶたもさることながら、老若男女皆祭りの熱気を身体から発散しているような空気感がすごい」
「東北が熱く燃えるかけがえのないとびっきりの祭り」
「迫力、大きさは間近で見ないとわからない」
「みじかい夏をいとおしむように、すべてのエネルギーを発散し燃焼させる東北の人々の心意気」
「紙で織り成された素晴らしい作品、色とりどりで鮮やかな伝統を、暗闇の中で目の当たりにしたいです!」
「厳しい気候環境から解放された夏の時期に、その短い合間を惜しむように踊り、ねぶたが街を闊歩する雰囲気を味わいたい」

というわけで、結果は、この通り。

現地で楽しみたい日本の祭りは?

つづけて、少数票ながら面白いコメントをいただいたものをご紹介。

●浅草三社祭
「その昔、中学生になって初めて大人の担ぐ宮神輿に肩を入れた時の感動はひとしおだった。人が多すぎて思うように担げない宮出し、昔のやくざ者たちが徒党を組んで美しく練り歩く宮入り。下町の心意気を存分に感じられた」

●ひろしまフラワーフェスティバル(広島県)
「平和大通りを各団体が道路いっぱい使って躍る。これは生で見るのが一番楽しいし、感動します」

●沖縄全島エイサーまつり(沖縄県)
「雄壮なテンポと飛び入りできそうな雰囲気が好き」

●大善寺玉垂宮の鬼夜(福岡県)
「真冬の寒く暗い中、夕焼けのように周りが赤くなるほど巨大な松明を、境内を引き回す姿に、男たちの威厳が感じられそうなところ」

●信玄公祭り(山梨県)
「戦国時代最強の軍団が練り歩く様を、その場で見てみたい」

●御柱祭(長野県)
「7年に一度の行事で、木に挑む男の人の本気を見られる」

●郡上おどり(岐阜県)
「徹夜で踊りまくる!」

●小稲の虎舞(静岡県)
「月を背に舞う虎の姿は神秘的で、本物の虎ではないかと思うほどの迫力のある動きは一見の価値がある。交通の便は悪く宿も少ないため足を伸ばしづらい祭りではあるが、日本文化が好きな人には是非一度行ってほしい」

白熱するお祭りの中でなら、汗を流すのも悪くないかもしれません。夏休みの予定がまだ決まっていない方、「お祭り目当て」で旅行先を計画してみては?(廣)

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