2015年04月02日 公開
2022年07月27日 更新
今回は少し趣向を変えて、「時代」という大きなテーマで募集したため、どこで区切って集計を行なうか難しいところでしたが(幕末だけ取り出す?昭和は戦前と戦後で分ける?など)、結果、表のような形にさせていただきました。もちろん、同じ時代に区分けされていても、「そこに夕イムスリップしてみたい」理由はさまざま。では、ランキングの発表です。
第1位 江戸時代(幕末除く) 21.0%
第2位 戦国~安土桃山時代 16.5%
第3位 平安時代 12.0%
第4位 幕末 10.3%
第5位 明治時代 9.4%
第6位 昭和時代 7.7%
第7位 弥生時代 4.1%
第8位 大正時代 3.5%
第9位 縄文時代 2.6%
第10位 飛鳥時代 1.4%
投票結果が出る前、編集部内では「きっと1位は幕末か戦国か」と話していたのですが、意外な展開に。確かに、天下太平の世、というイメージが強く、独特の文化・生活習俗に彩られた江戸時代には心惹かれるものがありますね。「身分の問題はあるにせよ、日本の歴史の中でも争いが少なく、皆が平和に暮らしていた江戸の暮らしを体験してみたい」(20代、男性)、「公衆温泉、長屋の開放的な生活、賑わう城下町や港町市場の様子、現代とは違う人間の活力や精力を共に感じ合いたい」(20代、男性)、「『東海道中膝栗毛』のように東海道を旅してみたい」(40代、男性)。ただし、「長屋の町人に生まれて、江戸市中に住む人ならではの悲喜こもごもを体験したい」(30代、男性)というように、あくまで江戸の町で暮らすことが前提?
他にも、「江戸城の大奥を見てみたい」(50代、女性)、「健康オタクだったという徳川家康の側近となって、健康法を学びたい」(40代安性)、「戦後に言われていた『江戸時代は暗黒の封建社会』というのが事実だったのか確かめたい」(70代、男性)などなど多彩なご意見を頂戴しました。
2位の戦国~安土桃山時代には、熱いメッセージが多々届いています。 「自身がどこまで成り上がれるのかを試してみたい」(30代、男性)、「謎の多い戦国。真実を知りたい!」(30代、女性)、「さまざまな戦略、騙しあいのような駆け引き、渦巻く人間模様に引き込まれます」(30代、女性)。とはいえ、「健康な体と知識を持っているから言えるのだと思いますが」(50代、男性)という冷静な声も。
また、信長や秀吉にまつわるコメントも多く、「明智光秀の暗殺計画を織田信長に伝えれば、今とは異なった時代になっていたかも」(50代、男性)、「秀吉の『一夜城』がどのように造られたのか、徹夜して眺めてみたい」(50代、男性)。
一転して3位は平安時代。女性票を集めました。「和歌を詠んだり、恋文を貰ったり、あの時代の恋愛模様にすごく興味があります」(50代、女性)、「当時の京都の町並みを歩きながら『源氏物語』の世界を想像したい」(10代、女性)、「十二単を着て、不便な暮らしをしてみたい」(30代、女性)、「平安時代なら、美人としてもてはやされると思うから」(40代、女性)、「魑魅魍魎が跋扈したかもしれない、真の闇、夜を体験してみたい」(50代、女性)。
4位以下についても、興味深いコメントをご紹介します。
◇幕末「人を斬ってまで手に入れたかった『新時代』が、当時の人にとってはどんなものであったのかを知りたい」(30代、男性)、「一番会いたいのは土方歳三です」(30代、女性)
◇明治時代「明治の若者の維新精神を知り、近代日本の黎明期を体験したい」(60代、男性)、「急速に西洋文化が流れ込んできた時代に大活躍した通訳、翻訳家、辞書の編纂者の仕事の様子を見てみたい」(30代、女性)、「外国を手本としながら日本の実情も取り入れた近代的な法制度を作っていく作業は、本当に充実した日々だったのでは」(60代、男性)
◇昭和時代「戦中に生きた人々が何を感じていたのかを、自分の肌で感じてみたい」(20代、女性)
◇弥生時代「邪馬台国がどこにあったのか、どんな生活をしていたのか知りたい」(30代、女性)
◇大正時代「祖母が、とてもすてきな大正浪漫の人だったので、その時代を生きてみたい」(40代、女性)
◇縄文時代「ある意味『生き物らしい』生活が送れそう」(20代、男性)
◇飛鳥時代「聖徳太子の真実含め、当時の朝廷で『本当は何かあったのか』をぜひ知りたい」(30代、男性)
◇奈良時代「唐の技術がどのように伝来したのかこの目で見たい」(40代、女性)
◇ジュラ紀「恐竜が大好きなので、本物を見たい」(10代、男性)
たくさんの「夢」が詰まったご回答、ありがとうございました!
更新:11月21日 00:05