2018年02月10日 公開
2022年07月27日 更新
歴史街道脇本陣、今回の投票は、なんと、いつもの2倍以上のご応募をいただきました! 波乱万丈な生涯を、映像として見てみたい、あの役者さんに演じてほしい、知られていない魅力を知ってほしい、地元の地域活性化につなげたい… 皆さんの熱い思い溢れるコメントを、ランキングと共に発表します!
1位、木曽義仲(と巴御前) 12.3%
2位、立花宗茂(と誾千代) 3.3%
3位、明智光秀 2.3%
4位、織田信長 2.1%
5位、北条五代 2.0%
5位、伊能忠敬 2.0%
5位、島津四兄弟 2.0%
8位、聖徳太子 1.5%
9位、上杉鷹山 1.4%
10位、坂本龍馬 1.3%
※木曽義仲、立花宗茂、北条五代、島津四兄弟は、関連票(例:「木曽義仲と巴御前」など)を合計しています。
今月のお題は「NHK大河ドラマの主人公に取り上げてほしい人物は?」です。1月からは2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まっています。もしかしたらこのランキングに挙がった人物が、今後取り上げられるかも? 2013年12月号第4回脇本陣で行なった、同じテーマのアンケートのランキングとも比較しつつ、順位を見ていきましょう。
木曽義仲と巴御前が、圧倒的第1位! ちなみに第4回でも、この2人は8.2%で第1位でした。4年が経っても、人気は衰えるどころか、得票率は増えるという結果に。
「悲運の革命児・義仲の素顔を知りたい」(40代、男性)、「女性活躍社会が進む現代において巴御前の勇ましい姿は時代を反映していると思う」(20代、男性)などの意見に加えて、「(地元の)北陸を舞台にしたドラマが見たい」(60代、女性)という地元愛溢れる意見までありました。
第2位は、立花宗茂と誾千代の夫婦。第4回でも義仲・巴に次いで2位でした。残念ながら、4年越しの逆転ならず。しかし、コメントは長文が多く、熱烈なファンがいるようです。
「文武に優れ、仁義を通し、魅力的な人間関係を築き、波乱万丈の人生を歩んだ。この人ほど主人公に相応しい武将はいない」(20代、男性)
第5位には、北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直の北条五代がランクイン。「群雄割拠の関東においてあんなに大きな大名家を興したにも関わらず、あまり知られていないから」(50代、男性)など、知られざる魅力を猛アピール。第4回では6位だったので、1つランクアップしました。
同じく1つランクアップしたのは今回第4位の織田信長です。何度も大河ドラマには出ているイメージですが、実は単独主人公は1回のみ。「時代の風雲児を、今をときめく俳優で見てみたい」(40代、女性)と、新しい信長像が期待されています。
以降は、第4回ではランキング圏外だった人物たちです。
島津義久、義弘、歳久、家久の島津四兄弟は第五位。「武勇伝や逸話には事欠かないにも関わらず、取り上げられたことがないから」(20代、女性)と、幕末だけでなく、戦国の島津への高い関心度が見受けられました。
そして、なんと第3位には明智光秀が。編集部としても意外な人選でした。「今は少しイメージが変わりつつあるので」(30代、男性)、「何故信長に反旗を翻したのか、未だに謎の多い人物だから」(60代、男性)など、日本史上最大のミステリーに今こそ迫ってみたいという意見が集まりました。
伊能忠敬は第5位。「隠居してから勉学に励み、日本地図を完成させた苦労と、測量をした土地での苦労がドラマ的」(40代、女性)といった、挫折にもめげずに挑み続けた人生が、大河にふさわしいと感じたようです。
意外にも、前回はランキング外だったというのが、第10位の坂本龍馬。2010年の「龍馬伝」から時間が経ったことで、また皆が龍馬に会いたくなったのかもしれません。
第4回の第4位から順位を落としたものの、10位以内に留まった第8位の聖徳太子。「謎多き人物ゆえに面白そうだから」(40代、男性)。ほとんど取り上げられない古代日本に目を向けてみるのも、なかなか面白そうです。
それに続き、江戸時代、藩の財政難を立て直した上杉鷹山が第9位でした。「苦境を乗り越える方法は、現代にも通じるものがあるから」(40代、男性)など、第4回の8位に続き、安定した人気を誇っています。
ランキング外でしたが、楠正成の子・楠木正儀の名を挙げた方は、ハガキいっぱいに熱い想いを書き綴っていただきました。「父・正成や兄・正行より長期間戦い、南北講和の交渉に動いたことが評価できる。また、純粋に南北朝時代の面白さに気づいていない人が多いのが、なんとも惜しい」(40代、男性)とのこと。
近年、戦国と幕末ばかりが目立つ大河ドラマですが、他の時代を舞台にしてほしいという声もありました。
皆さま、たくさんのご応募、ありがとうございました。
更新:10月14日 00:05