2013年12月04日 公開
2022年12月19日 更新
2014年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」。岡田准一さんを主役に、戦国時代に軍師として活躍した黒田官兵衛が描かれます。2015年の大河ドラマもおおすじ決まったとか。
さて、では「歴史街道」の読者が選ぶ、「NHK大河ドラマの主人公に取り上げてほしい歴史人物」とは!?
今回のアンケートも、大変に熱い声を多数お寄せいただき、ありがとうございます。何より特筆したいのは、「その人物を選んだ理由は?」へのご回答が、非常に気合いのこもったものが多かったこと。思いの丈をお書きいただき、思わず胸打たれる(!)こともしばしば。読んでいると、大河ドラマが無限に作れそうな気にもなってきます。それだけ歴史が面白いものだということですね。
それでは投票結果を発表します。
1位 木曽義仲(と 巴御前) 得票率8.2%
2位 立花宗茂(と 誾千代〈ぎんちよ〉) 得票率3.7%
3位 高杉晋作 得票率3.2%
4位 聖徳太子 獲得率2.9%
5位 織田信長 獲得率2.6%
6位 北条五代 獲得率2.4%
7位 真田幸村 獲得率1.8%
8位 上杉鷹山 獲得率1.6%
8位 長宗我部元親 獲得率1.6%
8位 土方歳三 獲得率1.6%
*木曽義仲、立花宗茂、北条五代、長宗我部元親は、関連票(例:「木曽義仲と巴御前」など)を合計しています。
ランキング、堂々の1位は何と、「木曽義仲(義仲と巴御前も含む)」でした。Webやツイッターでも義仲を推そうという盛り上がりがあったようですが、1位とは見事です。やや意外(!?)な首位かも知れませんが、投票者の「選考理由」で熱い声が多かったことも特徴的でした。
「義仲と巴の愛情、家臣との絆なども見どころ」「義仲と巴御前の2人はまさに“日本史上最強カップル”。この2人を支えたのは、愛と絆、そして情熱と高い志です」「彼の周りの側近達などとの話は有名ですし、感動もいっぱいです」「木曾義仲との出会いは、私の進路を決めました。もっと多くの人に彼の人生を知ってもらいたい」。
木曾義仲で本当に1年間のドラマが作れるの?という疑問も出そうですが、それをフォローする声もありました。「幼少時の姿がわからないことも物語としての広がりをつくりやすい。巴などとの恋愛、戦上手など画面映えする」。
第2位は、「立花宗茂(宗茂と誾千代も含む)」。「要領よく、うまくやった人物ばかりがちやほやされる現代、一途に生き、挫折を経験し、それでも人々に認められ、愛されていた男の生き様が見たい」「今までにドラマ化されていないのが不思議なくらいです」「何よりも筋を通してぶれない生き方は現代に教訓となる」「義に生き、関ケ原の敗将でありながら再び大名に返り咲いた才覚。知れば知るほど魅力的な武将」「最高にすがすがしいエンディングを作れそう」。
1位、2位ともに、猛将と猛美女(?)の組み合わせというのも、昨今のご時世を象徴しているようです。家族ドラマ的な傾向が強まっていることへの配慮もあるのでしょうか。
3位の「高杉晋作」も、ぜひ見てみたいドラマです。「晋作さんの生き方を知ることで、自分の視点をガラッとかえられました!」「完璧と思われる彼にも実は数え切れないほどの大きな葛藤や悲しみがあったことを描いてくれると嬉しいな」。
『龍馬伝』の時の晋作役・伊勢谷友介さんの好演への言及が見受けられたのも印象的でした。
本当にすべての「推薦理由」を、ぜひ紹介したいアンケートでした。ご協力いただきました皆さまに、改めて御礼申しあげます。
更新:12月04日 00:05