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第30回は京都府!今村翔吾〔戦国武将×47都道府県〕連作読切小説

2022年01月01日 公開
2023年01月01日 更新

歴史街道編集部

あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。

くじ引きの結果、第30回は、どこの県の誰なのか。

執筆者は、「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』『塞王の楯』が直木賞にノミネート、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得、『じんかん』が山田風太郎賞を受賞、「羽州ぼろ鳶組」シリーズが第6回吉川英治文庫賞を受賞するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。

この動画は、第30回のくじ引きを撮影したものです。
 


 

くじ引きの結果、連載第30回は……京都府!

京都府は、山城国、丹後国と、丹波国の一部にあたります。 京といえば室町幕府が置かれた地ですが、足利将軍家のなかには京を追われる者も多く、足利最後の将軍・義昭もその一人でした。

12代将軍、足利義晴の次男として生まれた義昭は、兄・義輝との将軍争いを避けるため、興福寺一条院に入っていました。 しかし永禄8年(1565)、将軍職に就いていた兄・義輝が、三好義継らに殺されたことにより、義昭も捕らわれてしまいます。

細川藤孝らの手引きによって近江に逃れた義昭は、幕府再興の機会を伺うことに。 その機会が訪れたのは永禄11年(1568)。 織田信長に奉じられて上洛した義昭は、15代将軍となりました。

ところが、義昭は徐々に信長と対立し、元亀4年(1573)、反信長勢力を糾合して槇島城で挙兵。 信長に敗れた義昭は、京を追われることに――。 京を離れ、備後国鞆に移った義昭の想いとは……。

連載第30回は、1月6日(木)発売の「歴史街道」2月号に掲載です。お楽しみに!

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