2020年01月07日 公開
2023年01月01日 更新
あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。
くじ引きの結果、第6回は、どこの県の誰なのか。
執筆者は、「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞・山田風太郎賞の候補になり、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
この動画は、第6回のくじ引きを撮影したものです。
愛媛県は、かつての伊予国にあたります。
この国の守護を代々務めていたのは、河野氏。
しかし戦国時代、南の土佐から勢力を伸ばしてきた長宗我部元親によって、苦しい立場に追い込まれました。
そして豊臣秀吉による四国攻め。ここで河野氏は、大名としての道を絶たれてしまいます。
動画では、この河野氏を今回取り上げようとしていましたが・・・方針転換!
伊予はその後、毛利両川の一人として知られる小早川隆景に与えられるも、すぐに転封。
以降は、福島正則、藤堂高虎、加藤嘉明など、豊臣配下の武将たちが、伊予国内の各地に領地をもらいました。
いずれの武将たちも、のちに転封されていきますが、中でも伊予に大きな足跡を残したのは加藤嘉明でしょう。
かの道後温泉にほど近い「松山城」。この城を造ろうとしたのが、嘉明なのです。
愛媛県の武将・加藤嘉明の、松山城築城を描いた連載第6回は、1月6日(月)発売の「歴史街道」2月号に掲載されています。お楽しみに!
更新:11月23日 00:05