2018年03月12日 公開
2022年07月27日 更新
この春、旅行の計画を立てているなら、日本の城を訪れてみては?
現存する天守閣に登るもよし、跡地を訪れ、歴史に思いを馳せるのもよいかもしれません。今回は、数ある城の中でも「強さ」に着目して募集しました。逸話や、築城の技術、そして期待値をふまえて、最強の城を選出。どの城が最強か、城談議に花を咲かせてみるのも一興です。
歴史上、攻められても落ちなかった城や、当時の技術を結集して造られた城など、多くの城があげられました。戦さにおける実用性にも着目しつつ、ランキングを見ていきましょう。
圧巻の第1位は、熊本城でした。加藤清正が当時の最先端技術を投じて築城した名城です。「武者返し、天守閣への迷路のような道があるから」(70代、男性)と、その技術の高さをあげる人や、「城内には薪にするために成長の早い木が植えられ、畳や壁に非常食が埋め込まれていて、籠城に最適」(30代、男性)など、実戦への備えをあげる人に加え、「西南戦争では政府軍が谷干城の指揮の下、籠城し、3倍以上の西郷隆盛軍の攻撃に耐え抜いたから」(20代、女性)と、近代戦においても通用する堅牢さに注目した人もいました。
地震で傷ついた熊本の、復興に向かうシンボルとして、地元の人々にも愛され続けている城です。
第2位は、豊臣秀吉が造った大坂城です。「織田信長が攻めあぐねた本願寺跡に、城攻めの名手秀吉が築城した城だから」(50代、男性)と、地理的な優位性と秀吉の手腕を鑑みた評価が見受けられました。「堀が埋められていなければ…」(40代、男性)という意見があるように、堀が埋められる前の大坂冬の陣での堅城ぶりはよく知られています。
同じく実戦経験のある城では、小田原城が第4位に。「上杉謙信・武田信玄の攻撃を防いだ城だから」(40代、女性)など、名だたる武将も落とせなかった難攻不落の城に、票が集まりました。
第8位の岐阜城は、もとは斎藤道三の居城でしたが、攻め落とした織田信長が居城としたことで知られています。関ケ原合戦前にも落城しているものの、「険しい金華山の山頂にあって攻めづらい」(40代、女性)と評価する声も……。
第10位に入ったのは上田城。一昨年の大河ドラマ「真田丸」で脚光を浴びました。「徳川の大軍を二度も撃退したから」(50代、女性)と、歴史的事実に裏打ちされたランクインです。
更新:11月21日 00:05