2017年11月15日 公開
2017年11月15日 更新
初代鎌倉公方(関東公方)・足利基氏の没後650年となる今年、鎌倉国宝館にて展覧会「鎌倉公方足利基氏 ―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」が開催中だ。
元弘3年(1333)の鎌倉幕府滅亡後、鎌倉には鎌倉府(関東府)と呼ばれる、室町幕府から独立した権限を認められた、極めて強大な権力を持つ幕府機関が置かれた。そして、関東の支配にあたる鎌倉府の長「公方」は、将軍と同じく足利氏により世襲されていくこととなる。
本展では、初代鎌倉公方の足利基氏や室町幕府初代将軍である父・尊氏をはじめとした足利氏の関連資料のほか、足利氏ゆかりの寺社に伝わる宝物の展示を通じ、鎌倉の町が新たな支配者のもとで遂げた繁栄の様子などを紹介する。鎌倉幕府滅亡後、衰退の一途をたどったと思われがちな鎌倉の“真実の姿”を学ぶことができる展覧会だ。
※平常展示「鎌倉の仏像」も同時開催
会場:鎌倉国宝館
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-1(鶴岡八幡宮境内)
会期:~2017年12月3日(日)
【前期】10月21日(土)~11月12日(日)
【後期】11月14日(火)~12月3日(日)
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般:600円 小中学生:200円
※本料金で平常展示も観覧可能
HP:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/
電話:0467-22-0753(鎌倉国宝館)
更新:11月21日 00:05