2016年10月11日 公開
2023年03月09日 更新
秋といえば、読書やスポーツなど、「○○の秋」が盛り沢山です。個人的には、やはり食欲の秋。栗やサツマイモなど、旬の食材を使ったスイーツが楽しみです。皆さまの秋の楽しみは何ですか?
今月のお題は、日本史上の「豪傑」。槍働きによって戦を制した武将から、生き方が豪傑と呼ぶに相応しい人物まで、多彩な顔ぶれとなり、集計作業は非常に楽しいものでした。皆さまが思い浮かべる人物は、ランクインしていましたか?
1位、武蔵坊弁慶 16.4%
2位、織田信長 11.0%
3位、本多忠勝 10.0%
4位、武田信玄 5.7%
5位、宮本武蔵 4.7%
6位、加藤清正 3. 9%
6位、西郷隆盛 3.9%
8位、前田慶次郎 3.5%
9位、徳川家康 2.7%
10位、真田信繁 2.5%
並み居る豪傑を抑えて第1位に輝いたのは、武蔵坊弁慶です。「無数の矢を身体に受けながらも、主君を守るため仁王立ちし続けていた弁慶は、豪傑そのもの」(30代、女性)と、有名な「弁慶の立往生」に関するコメントが圧倒的。
他にも、「『弁慶の泣きどころ』という言葉があるほど、強かったと思う」(30代、男性)、「子供の頃に勧進帳のエピソードを読んで、豪傑というイメージを持った」(50代、男性)、「清水寺にある弁慶の鉄下駄と錫杖を持ってみて、これを扱えるのは豪傑だと感じた」(30代、女性)、「主君を守り通す心や思いやる気持ちなど、メンタル面からも豪傑と感じる」(年代不明、女性)。
豪傑ぶりを表わすエピソードには事欠かない人物だけに、納得の1位ですね。
続いて2位は、「生き方そのものが豪傑」(40代、男性)との声が集まった織田信長。「我が道を貫いたイメージがある」(30代、女性)、「凡人ではない剛毅さを感じる」(40代、女性)と、その生涯は多くの人の心を捉えているようです。
また、「目的を果たすため、容赦なく敵を薙ぎ倒していったから」(30代、男性)など、時に非情な手段を用いてでも、天下統一を成し遂げようとする姿に、豪胆さを感じた方が多数でした。
第3位は、生涯一度も戦で負けることがなかったという、本多平八郎忠勝です。
「愛槍『蜻蛉切』の由来と、戦場で傷を負ったことがないという伝説から、豪傑のイメージにピッタリ」(40代、男性)、「信長や秀吉など、名だたる人物から絶賛された武将は他にいないのでは」(20代、女性)、「家康の重臣として、その身を捧げた生涯は格好良い」(10代、男性)。
その他、「大河ドラマ『真田丸』で藤岡弘さんが演じているから」(40代、男性)というコメントも。
そして第四位の武田信玄には、信玄の持つ力強さをはじめ、戦の巧さや、優れた領国経営など、様々な観点から票を集めました。「風林火山を掲げてどっしりとしたイメージ」(30代、男性)、「敵からも一目置かれていた存在である」(30代、男性)、「父を追放し、常勝軍団を作り上げたから」(40代、女性)。
5位以下にも歴戦の強者がずらり。その中で興味深い人物とコメントを紹介します。
6位の西郷隆盛は唯一、幕末の人物でランクイン。「大久保利通らと袂を分かち、己を貫き通した」(60代、男性)。その他、「顔つき、体つきから」(50代、女性)というご意見も(笑)。
8位の前田慶次郎は、「『花の慶次』を読んで、すごく格好良かった」(40代、男性)と、漫画作品の影響が色濃いコメントが多数でした。
最後に、惜しくもランク外だった人物をコメントとともに一気に見ていきましょう。
▼後藤基次(又兵衛)
「槍を持ったら天下一」(70代、男性)
▼藤原景清「武術に長けた戦略家であり、敵の兜の錣を手で引きちぎった武勇伝が伝わるから」(40代、男性)
▼立花道雪「雷の逸話、戦場での数々の活躍、部下への心配りなど、どれをとっても豪傑といえる」(40代、男性)
▼舩坂弘「何度も死線をくぐり抜け、戦い続ける姿は豪傑と呼ぶに相応しい」(30代、男性)
▼スサノオノミコト「ヤマタノオロチを倒した逸話など、“日本史上初の豪傑”」(40代、女性)
▼可児才蔵(長吉)「馬に括り付けられないほど首をあげたというのは、まるで漫画の世界みたい」(40代、男性)
▼馬場信春「生涯七十回以上の戦で、全く傷を負わなかった逸話があるから」(20代、女性)
▼源為朝「九州を少年時代に制圧してしまったり、一矢で軍船を沈めたりと、強さに関わる伝説に事欠かない」(30代、男性)
並外れた膂力や、一騎当千の強さなど、日本史を彩る豪傑達の逸話には、歴史のロマンを感じますね。
更新:11月22日 00:05