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江戸時代の大阪にタイムトリップ!大阪くらしの今昔館で体感した「町家の暮らし」

2025年05月31日 公開
2026年05月13日 更新

PHPオンライン編集部

天下の台所として栄えた大阪には、独自の豊かな歴史があります。そんな大阪の歴史と文化を深く学べる施設が「大阪くらしの今昔館」です。今回は、編集部が実際にその魅力に触れるべく訪れてみました。エンターテインメント性にあふれる楽しいミュージアムをご紹介します!

 

ビルの中に再現された「江戸時代の大阪」

大阪くらしの今昔館は、「住まい」を中心に「暮らし」から「まちづくり」までをテーマとして扱う歴史系の専門ミュージアム。住まいをテーマにした日本初の専門博物館だそうです。

場所は、天神橋筋六丁目駅からすぐの「大阪市立住まい情報センタービル」内にあります。

まず目を奪われるのが、今昔館9階の展示室に実物大で再現された江戸時代(1830年代)の大坂町家です! 時間と共に朝から夜へとライトが切り替わり、まるで当時にタイムトリップしたかのような感覚に陥ります。

この展示の没入感を高めているのが、一日の時間の流れを音で表現する演出です。金魚売りの声や雨の音、犬や鳥の声など、時間帯によって変化する町の音を聞くことができ、当時の生活音まで感じ取ることができます。

 

リアルな町家で当時の暮らしを体験


天神湯。入口にはのれんがかかっています。

展示されている町家の中でも、特に興味深かったのは風呂屋でした。江戸時代の風呂屋で特徴的なのは、石榴口(ざくろぐち)があること。石榴口とは、湯舟の入口のことで、お湯を冷まさないための工夫として設置されていたんだそうです。実際に湯船に入ってみることもできました!


左手にあるのが「石榴口」。ここから湯舟に入ります。

他にも女性の化粧品や髪油を扱う「小間物屋」、襖や屏風を売る「建具屋」、古着物や反物を扱う「呉服屋」などなど...大坂商屋の賑わいが生き生きと再現されています。


女性の化粧品や髪油を扱う「小間物屋」


襖や屏風を売る「建具屋」

人々が暮らしていた長屋にも足を踏み入れることができます。お釜などの調理道具が並べられた様子からは、ここで人々がどんな食事を作り、どんな生活を営んでいたのか、想像が膨らみます。単に古い建物を再現しただけでなく、当時の人々の生活や文化を五感で感じられるよう、細部にわたって工夫されていました!


当時の調理道具が並んでいます。

 

明治・大正・昭和の大阪へ


旧幕府の番所跡に外国人居住のために造られた「川口居留地」(明治17年)

9階で江戸時代を堪能した後は、8階に降りて明治・大正・昭和の大阪のまち、住まいと暮らしについての展示へと移ります。ここでは、明治から昭和にかけて大阪の町並みがどのように変化を遂げていったのかを、精巧なジオラマで目で見て学ぶことができます。


「城北バス住宅」(昭和23年)

特に印象的だったのは、城北バス住宅です。

第二次世界大戦の度重なる空襲で焦土と化した大阪市。焼け出された人々のために建設された仮設住宅の一つが、廃車となった木炭バスを利用したバス住宅でした。旭区豊里町(当時)には、26台のバスがめがね型に配置された城北バス住宅が建設されたのだそうです。

ここでは、八千草薫さんによる語りと映像、模型による演出で、空堀商店街で生まれ育ち、戦後をバス住宅で仮住まいし、高度成長期には古市団地で暮らすようになるまでを「悦子さん」の住み替え物語として見ることができ、大阪の住まいの移り変わりを追体験できます。

時代が下るにつれて人々の生活スタイルも多様化していきます。中でも家電は、人々の暮らしを大きく向上させた存在でしょう。当時の電気こたつ、ラジオ、ガス自動炊飯器、ガステーブルコンロといった家電が実際に展示されていました。昭和レトロを感じさせるデザインが可愛らしく、懐かしさを感じさせるものばかりです。

大阪くらしの今昔館は、単なる歴史の展示に留まらず、体験を通して過去の大阪の暮らしを深く知ることができる魅力的な博物館でした。大阪の歴史に触れたい方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

■大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」
〒530-0041 大阪市北区天神橋 6丁目 4-20 
大阪市立住まい情報センタービル 8階 
TEL.06-6242-1170 FAX.06-6354-8601

■開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
火曜日(祝日の場合は開館) 
年末年始 12月29日~1月3日   臨時休館あり
※休館日は変更される場合があります。 詳しくはホームページをご確認ください。

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