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第28回は島根県!今村翔吾〔戦国武将×47都道府県〕連作読切小説

2021年11月10日 公開
2023年01月01日 更新

歴史街道編集部

山中鹿之助

あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。

くじ引きの結果、第28回は、どこの県の誰なのか。

執筆者は、「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞にノミネート、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得、『じんかん』が山田風太郎賞を受賞、「羽州ぼろ鳶組」シリーズが第6回吉川英治文庫賞を受賞するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。

この動画は、第28回のくじ引きを撮影したものです。
 


 

くじ引きの結果、連載第28回は島根県!

島根県は、かつての出雲国、石見国、隠岐国にあたります。

戦国時代の島根県で活躍した武将といえば、尼子経久を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

もともと出雲国の守護は京極氏でしたが、戦国時代、その権威は失墜しており、実際に勢力を誇っていたのは、尼子氏や三沢氏などでした。

尼子氏当主の経久は、京極氏から独立するため、京極政経の寺社領を押領します。文明16年(1484)、これが原因で経久は守護代職を罷免され、月山富田城を追われることになりました。

しかし経久は謀略をめぐらせ、僅か数年で月山富田城を奪還。

周辺地域の国人を制圧し、戦国大名としての力を急速に強めていきます。

出雲、石見、隠岐、因幡、伯耆など、最終的には11カ国にまで勢力を広め、一代で尼子氏の全盛期を築くのです。

その経久と敵対関係にあった三沢氏の家臣の視点から、“出雲の戦国”を描いた連載第28回は11月6日(土)発売の「歴史街道」12月号に掲載です。お楽しみに!

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