2019年12月03日 公開
2023年01月01日 更新
あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。
くじ引きの結果、第5回は、どこの県の誰なのか。
執筆者は、「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞・山田風太郎賞の候補になり、『八本目の槍』も好評、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
この動画は、第5回のくじ引きを撮影したものです。
新潟県は、かつての越後国と佐渡国にあたります。
戦国時代の新潟県で活躍した武将といえば、文句なく上杉謙信が挙がるでしょう。
越後国の守護・上杉家に仕える守護代・長尾家に生まれた景虎(のちの上杉謙信)は、内乱が続いていた越後を統一。関東管領・上杉憲政の養子となり、関東管領職も引き継ぎました。
他国からの援軍の要請があれば出兵し、信濃では武田信玄と、関東では北条氏と、戦うことを繰り返します。
そして、東は越中・能登・加賀へ。
七尾城の畠山氏を降して、越中・能登を手中にした謙信は、北上してきた織田軍と干戈を交えることに。
織田の大将は、猛将として知られる柴田勝家。
両軍は手取川で激突することになります。
新潟県の武将・上杉謙信の、手取川の合戦を描いた連載第5回は、12月6日(金)発売の「歴史街道」1月号に掲載されます。お楽しみに!
更新:12月10日 00:05