2017年10月05日 公開
2022年08月01日 更新
戦国武将をモデルにしたリーダー論がよく語られますが、一般的には優れたリーダーとされる武将であっても、自分と相性が悪そうであれば、その下で働きたいとは思わないでしょう。ということで、今回のアンケートでは、家臣として仕えたい戦国武将を答えていただきました。果たして、どんな結果となったのか。いただいたコメントとともに見ていきましょう!
今月のお題は「あなたが家臣として仕えたい戦国武将は?」です。
様々な名前が挙がりましたが、どの武将についても、「家臣を大切にしてくれそうだから」という理由が目立ちました。いざ仕えるとなると、やはり、この視点からの評価は外せませんね。
また、「先祖が仕えていたそうなので」や「地元の武将だから」という理由を送っていただいた方も多くいました。
そんな中、トップに輝いたのは徳川家康でした。戦国時代の最終的な勝者ですから、「ついて行くなら家康がいい」と思うのは、当然かもしれません。「安泰な気がする」(50代、男性)という方もいました。
「能力を活かしてくれる」(70代、男性)、「時代の流れを熟視し、慎重に地固めをしているところが、頼りになります」(60代、女性)というコメントもいただきました。
中には、「昔は織田信長が好きでしたが、身近な家臣を追いつめる情緒不安定な人だったので…」(30代、男性)と、信長から家康への鞍替え派も。確かに、信長に仕えると、いつ逆鱗に触れるかと、緊張を強いられそうな気もします。
が、そんな信長に仕えたいという方も多く、信長は2位にランクイン。理由としては、「断然かっこいいから」(50代、男性)というもののほか、「白黒はっきりと物を言ってくれそうなので、仕事がしやすそう!」(30代、女性)などがありました。
小栗旬主演でテレビドラマ化や映画化がされたコミック『信長協奏曲』の影響もあるようで、「『信長協奏曲』のような信長だったらいいなぁと思いました」(20代、女性)とのコメントも複数いただきました。
三英傑の中では後れを取り、3位となった豊臣秀吉については、「あんなに人たらしの武将、他にいません。どんな命令が下っても、『この人のためならしゃーない』と動かざるを得ないと思う。お金じゃ人は動かせない。最終的には人柄ですわ!」(20代、女性)といった熱いコメントをいただいています。
「いろいろ言われてはいますが、やはり関西人としては、この人しかいません。阪神タイガースに対する心境とよく似ているかも?」(70代、男性)という方もいました。
4位と5位には、僅差で上杉謙信と武田信玄が並びました。
謙信については、「義理に厚い人で信用できる」(30代、男性)など、「義」を理由に挙げる方が多くいました。「敵に塩を送るような心の持ち主なので、家臣としても尊敬できる」(30代、男性)というコメントも。
謙信が塩を送った相手である信玄には、「『人は城 人は石垣 人は堀』の歌に表われているように、適材適所で巧く使ってくれそうだからです」(30代、男性)などの理由が寄せられました。
6位の伊達政宗には「絶体絶命のピンチでも、カブキモノとして自らを投げ出していく大胆さがいい」(30代、女性)、7位の黒田孝高(官兵衛、如水)には「家臣としての苦労をわかってくれそうだから」(30代、男性)、8位の真田信繁(幸村)には「そんなに大きな集団でもなく、すごくやりがいを持たせてくれそうなイメージだから」(60代、男性)などのコメントをいただきました。
9位に入ったのは、関ケ原の戦いで敗れた石田三成。仕えても、あまり良い目を見られないのではないかとも思いますが、「不器用だけど、まっすぐな人みたいだから」(30代、女性)などと、確実にファンをつかんでいるようです。「頭脳明晰と言われた武将と将棋を打ちたい」(50代、男性)という方もいました。
10位には、本能寺の変で信長を討ったものの、直後の山崎の戦いで秀吉に討たれてしまった明智光秀。理由としては、「今の社会で言えば、物申せる男だと思う」(40代、男性)などがありました。
また、「本能寺の変に至った経緯を知りたい」(50代、女性)という理由も。他の武将については、「○○の真相を知りたいから、そばにいたい」という理由を送っていただいた方は皆無でしたから、いかに本能寺の変の謎が人を引きつけているのかが窺えます。
更新:12月04日 00:05