2018年05月28日 公開
2018年05月28日 更新
今回のお題は「日本史上で最も優秀な実業家・経営者は?」です。前回の「イケメン」ランキングは、江戸時代以前の人物が健闘した意外な結果となりましたが、今回も編集部の予想では出てこなかった名前が並ぶなど、興味深いランキングとなりました。それでは、結果を見ていきましょう。
1位、松下幸之助 37.4%
2位、本田宗一郎 10.1%
3位、渋沢栄一 9.2%
4位、孫 正義 5.1%
5位、岩崎弥太郎 4.6%
6位、徳川家康 2.3%
7位、織田信長 2.2%
8位、小林一三 1.4%
9位、稲盛和夫 1.1%
10位、豊田佐吉 1.1%
名の知られた実業家・経営者は数多くいますが、「最も優秀」といわれると、誰だろうかと悩んでしまいます。いろいろ考えた結果、私はやはり渋沢栄一でした。そういえば、東京都北区の飛鳥山公園内に、渋沢史料館があるのをご存じですか? 今回のランキングで「渋沢栄一についてもっと知りたい!」と思った方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
大変有り難いことに、パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者であり、弊社創設者でもある松下幸之助が、2位に大きく差をつけての第一位!
「財閥でもなく、一からのたたき上げで世界の松下電器産業を創り上げた、唯一無二の経営者だから」(60代、男性)など、財産もなく、さらには健康にも恵まれないなか、一代で会社を世界で認められる企業にまで成長させた経営手腕を、高く評価してもらいました。また、「人間社会の正しい道の探求と実践を通して、よりよい社会を実現しようとした点」(40代、男性)、「会社を、営利だけでなく、社会に貢献することを重んじたから」(60代、男性)といった、「企業は社会の公器である」とする経営理念にも、多くの票が入りました。弊社は松下幸之助の「繁栄によって平和と幸福を」という願いから設立されましたので、今回の結果に胸を打たれる一方、その信頼に応えられるよう、今後も精進しなければと、身の引き締まる思いです。
第2位は本田技研工業(通称・ホンダ)の創業者・本田宗一郎。その経営手腕はもちろんのこと、「一代でホンダを世界的企業にのしあげ、スーパーカブなど、世界中で愛される商品をいくつも作り出した」(40代、男性)、「日本の技術力の高さを世界に知らしめてくれた」(40代、男性)といった、「日本のものづくり」を世界へ発信した点を評価する方が多く見られました。また、車好きな方からの熱い票も…。
続く第3位は、「日本資本主義の父」と称される実業家、渋沢栄一です。「日本銀行の設立に関わったほか、多数の企業の生みの親として、日本の経済発展の礎を作った人物だから」(50代、男性)、「数多くの大学設立にも貢献しており、人材の育成という面から見ても、現在の日本の基盤を築き上げた第一人者であると思う」(30代、女性)など、やはり日本初の銀行である第一国立銀行をはじめ、生涯で500社にも及ぶ企業の創業・育成に尽力し、数々の産業を興した功績は、他の人物とは一線を画します。
更新:12月13日 00:05